最近テレビを見るようになった。情報断食に飽きたみたいです(笑)


しかし、いざ、、、テレビを見始めると頭が下痢状態。

情報をイッキに入れ過ぎると脳が情報を吐き出そうと暴発するみたいです。


意識が遠のきました(笑)( ゚Д゚)

脳細胞がしばらくヒクヒクしてました。


テレビとネット、、、、そして活字。。。

同じ内容の情報でもエネルギーが全く違います。


テレビはフォアグラを作る為に無理やり食べさせられるガチョウや鴨のような気分です。


ネットは食べ放題で大量の料理が並んでいますが、自分でチョイスする余地があります。


いずれにしても内容は留まらず流れていきます。

栄養にはならない感じがします。


活字は細胞に染みわたるように浸透していく感じです。


良い悪いではなく、自分自身が感じるエネルギー性質の話です。


少し話が横道にそれますが、私はウォークマンも苦手で、耳にイヤホンをして聞いていると眩暈がして気持ち悪くなってくるのです。


三半規管が弱いのかもしれません。


そんなこんなで感覚器官が軟弱者なのですが、それでもなんとか東京で暮らせていけているのは、順応性がまだ退化していないからだと解釈しています。


3日もすれば慣れて、普通にテレビも見る事ができるようになりました。


で、、、、丁度・・・情報断食を止めてテレビをつけ始めた時期が、ノーベル物理学賞を「日本人の研究者」3人が受賞した、と報じている頃でした。。



内容的には素晴らしいのですが・・・・
報道の仕方がどうも違和感があって聞いていられません。

もちろん私だって愛国心はありますから素直にうれしいですが、

「日本人が!」 「日本人としての受賞が!!」 と連呼しているのを聞くと辟易してしまいました。


3人の受賞者のうちの一人。中村修二博士。


中村博士・・・・・がインタビューを受けている返答を聞いていると彼の声には確かに苛立ちがあった。


淡々と答えてはいるが、もういい加減にしてくれ!オーラが見てとれた。

一晩中同じ質問ばかりされている様子だから、仕方がないと思うのですが・・・・


彼がここまで来た経緯をマスコミは詳細には報道しなかった。(私が見た番組では)


青色発光ダイオード裁判


彼はこの裁判の時には結構マスコミに叩かれた。


この裁判についてはネットでたくさん載っているので、知らない方は調べればすぐにわかります。


この裁判で東京地裁が下した判決は「中村氏の貢献は604億円の価値がある!」と。


最終的な中村さんの行動を知ると、お金のために裁判を起こしたわけではなかったと言う事がよくわかる。


後々の研究者のための礎になれれば、という思いから、研究者として慣れない面倒な裁判を起こしたのではないと推測できるわけです。


中村さんは裁判で200億円の請求したのですが、裁判所は604億円の価値があると言ったわけです。


しかし中村さんは会社側が控訴の姿勢を示したので。。。。。とっとと諦めた。


彼はこんな事で時間を使いたくなかったのでしょうね。

地裁が認めた600億円の100分の一の6億円で和解。


まぁ実際には延滞料などを含めて企業側は8億円支払ったらしいですが。


で・・・・・・中村さんは日本を去った。
日本は中村さんに捨てられたわけですよ。


当時のマスコミは企業側の流すメガティブな情報を垂れ流しつづけた。


民衆はそれを信じた・・・・・


もちろんどれが真実なんて私達はわからない。


中村さんはほとんど研究にかかわっていないなどという情報もあるぐらいだ。


で・・・・今更ですがな。。。
中村さんを称賛し、「日本人が!ノーベル賞!!」 「日本人の快挙!!!」


「今のお気持ちは??」とよく聞けるよな~なんて、どの口が言う!!と言いたくなるのではないかと(笑)私は個人的に思うわけです。


なぁ中村さんは天才科学者ですし、大人ですから、私のような器量の狭い人間じゃ~ないので、そんな事をネチネチ思う事はないと思うのですが・・・


しかし、「今のお気持ちは?」と聞く前にマスコミは中村さんがどうして日本を捨てたのか。。。それをしっかりと問題提起しておくべきではないかと思うのです。


研究者の力をへし折り、芽を摘み、やる気を失わせる、、、、老害システムが日本にある事を・・・・


マスコミはそういう「闇」を絶対に報じない。。。。


闇の内容に企業が絡むと途端に個人を責めだす。

パトロンの機嫌を損ねるような事はしないのですよ。


私はあまり社会については興味がないが。。。。。


見れば見るほど。。。
聞けば聞くほど・・・
知ればしるほど___


マスコミの報道姿勢にイラつくわけです。。。


何も知らない私ごときがイラついても、何をほざいていると言われそうですけど・・・・・なんとなく書かずにはおれない心境になったわけです。


このノーベル賞受賞のニュースにイラついた後日。。。。


電車の隣の席の人が読んでいた新聞に「太陽光発電の参入凍結 大規模施設 増設も認めず 買い取り価格、大幅下げへ」の見出しを見て、またムカついた。


権力側の意図にムカついた。。。。ムカついても仕方がないが、それに従うのも嫌だ。


あ~ぁ

やっぱり情報はいらないか・・・・と、思い始めています。


制限しながら情報とはうまく付き合っていかないと、、、精神が持ちません。


ちなみに中村さんはアメリカ国籍を取得され、アメリカ在住なので・・・・正確に報道するならば

「日本人2人とアメリカ人1人」の3人がノーベル賞受賞した・・・


もしくは「日本人2人と、日本国籍を持つアメリカ人1人」の計3人がノーベル賞を受賞したと


報じるべきですよね。