毎年恒例戸隠神社火之御子社大祭奉納舞踏「赤い骨」が無事終わりました。
戸隠から帰ってきて1ヶ月近くたっている事にふと気が付く。
やべぇ。。。フィードバックしておかないと・・・・と、、、、
思い返せば本番以外の部分では色々と書く事が有象無象に出てくるのですが、いざ本番の事となると、文字が出てこないと言うのが正直な所だ。
しかし無理やりにでも言葉を紡いでおこうと・・・・思う。
今回の戸隠の旅の途中で仲間の一人が私に聞いた「なんで舞踏を始めたの」と…
沈黙の後「流れで…(・_・;)」と答えた…
そうだ、なんとなくの流れで舞踏を始めた。
ブレスワークとヨガがライフワークとなり。。。。
その伏線としてこの舞踏がついてきたわけです。
私的にはブレスワークやヨガは解放の作業で、舞踏は解放された自分の内側を埋めていく作業と言う事になるようだ。
私の中に埋め尽くされている情報を一度初期化して、新しい情報を構築し再インストールすると言う作業。
それが舞踏なのかな・・・と。
闇雲にやっている状況の時にはわからなかったが、今になってなんとなく、自分が何をやっているのが見え始めてきた。
結果的に踊ると言う事は私の内側を埋めていく作業だったと。
タカハシ師匠の神殿舞踏にフリはない。
何をやってもOK。
自由にどうぞ。
舞踏に限らず人生そのものに対してもタカハシ師のスタンスは何をやってもOKだ。
しかし(^_^;)これが困るわけです。
人間は自由が一番怖い。。。。
余程、自分と言うものを持っていないと自由を満喫できないさね。
舞踏はそれを物語っている。
舞踏の稽古で立って動くまでに何年もかかった。
稽古の間、一時間半、ただ床に転がっていると言う状態が何年も続いた。
やっと立てても次は動けない。
私は毎週毎週何をやっているんだろう??と自問自答。
舞踏と言うよりは死にかけたオオサンショウウオが七転八倒してうごめいている(笑)ようにしか見えない。
きれいに踊る、美しく踊るのではなく・・・・自分のみっとも無さをさらけ出す。
そこから先に魂の舞踏があると・・・・
10年越しにやっと立つ事ができ多少動けるようにもなったが、人に見せるなんて滅相もないヽ(゜▽、゜)ノブルブルって感じ。
ただただ内面を解放し埋める作業でしかなかった。
汚泥が吐き出されてく。
この闇は終わらないのか?と不安になるほど、踊っている最中はずっとしんどかった。
内側の闇を見るのは面倒だし、苦しいし、自分のバカさ加減に打ちのめされるし、超かっこ悪い自分を目の当たりにすれば落ち込みもする。
それに翌日は必ず頭が痛かった。
とにかく、一つづつ一つづつ自分の中の汚泥をザルで救い、ふるいにかけ洗っていく。
悪臭を放つヘドロだよil||li_| ̄|○il||li
そんな感じです。
そんなカタルシスだけの私の舞踏なのですが・・・・・人前で踊るようになってしまった。
なんてこった!Σ( ̄ロ ̄lll)って感じですが、、、、、
自分勝手なカタルシスと違い、人前で踊ると全く違うカタルシスが起こると言う事がよくわかった。
外側の世界と呼応があるのか~と。
山びこみたいに帰ってくるものがある。
投影だと言わればそれまでだが。
外側は本当に大事だと、、、、ありがたいと切に思う。
踊っている最中の苦しさが紛れる(笑)
人の心の美しさを見ていると、自分の心まで洗われる気持ちになります。
反対に人の心の残酷さを見ていると、自分の心の残酷な部分が刺激されて自分に対してなのか、相手に対してなのかわからないが嫌悪感がとめどもなく流れてきて嫌な気分になる。
自分の悲しみの半分は誰かの悲しみの半分。
人の優しさの半分で、もう半分の私の優しさに気づく。
雄大な大木は私に冷徹だ・・・・・・
「そんなんでええの?」(なぜか関西弁)と冷ややか。
深淵な真っ黒な空は私を無視する。
感受性をフルに研ぎ澄ますと、かすかなバイブレーションが・・・・・私の身体を刺激する。
「うそつき」
と、私に囁くのさ。
自然は優しくない(´゚д゚`)
「はい私は嘘つきです。ごめんなさい」と言うしかない。
裸になれていないワタシなんて認めてくれないし、見向きもしてくれないのよね~
しかし時として感情を超えた歓喜の瞬間をいただく事もある。
そしてまた元居た場所に戻る。
あ~あ、、、、、アカンですな、、、、ワタシ。と
でも、、、がんばったんだよ~(;一_一)
最後に言い訳じみた言葉にならないうめきで幕が閉じた。。。
「がんばってもしゃ~ないでぇ~」と関西弁の声なき声を感じ (笑)
また私は泣き言を言う
そうだよ~
知ってるよ~
他の方法がわからないんだよ~ (_ _。)
まぁそんなこんなで私の舞踏はどうしても自問自答の旅となってしまうのですよね。
自問自答した所で、正しい答えがあるわけではないが・・・・
それでも私は自問自答する。
これでいいの? と。
戸隠の神様、戸隠の関係者様、そして仲間の皆様本当にありがとうござました。
また来年もよろしくお願いしますです。
ありがとうございました。 m(_ _ )m