死体のポーズ、、、シャバアサナの続きです。。。。
私はシャバアサナに入ると途端に寝てしまいます。
寝息を立てて我が家の布団で寝るよりも深い眠りに陥るのです。
ヨガの時に行う呼吸法はビンヤサでウジャイ呼吸で行いますので、呼吸は深く、遅くなります。
これを続けていると副交感神経が優位になるので身体は緩み眠ってしまうのです。
これがまたですね~ヤミツキになる気持ちよさなんですよ。
起きた後の脱力感は至福の感覚に満たされます。
なので・・・・ついつい寝てしまうのです。
時間にしたら5分くらいなのですが、夜の睡眠の3時間くらいに匹敵するくらいの睡眠量になるらしいです。
しかし!死体のポーズ、シャバアサナは本当は眠ってはいけないのです。
なぜか・・・・睡眠中の呼吸は早くて浅くなる・・・と言う事は、眠ると呼吸がおろそかになってしまうのです。
意識が外れてしまうと、無意識下にある身体のクセ、パータンの緊張が浮上してきてしまうため、リラックスにならないわけです。
寝ると歯軋りするというのもこの無意識下にあるパターンが浮上してくるという典型的な例なんですね。
この無意識下にある自分自身のパターンを解除するためのヨガでもあるわけですからね、意識がはずれ無意識優位になる状態では本来目指しているリラックスを得ることはできません。
意識をもって力や緊張を抜くためには、マインドもそのプロセスに関わっていないといけないようです。
一般的に意識は行動するということで活発になります。刺激を欲するわけです。
人は新しい事をしたり、忙しく行動することで意識を満足させようとします。
意識は興奮が大好きなのですよね・・・
静かで暇な事が耐えれない現代人です・・・・
しかし本性はそうではありません・・・・興奮だけでは心は耐えれないようになっている。
極限まで来ると「うつ」になったり、病気になったりして無意識は強制的に身心を休ませようとします。
そうなる前に身体と精神の緊張や騒がしさを和らげるための行為が必要なのでしょう。
その方法の一つとしてヨガがあるわけです。
しかし方法はなんでもいいのです。
簡単なところでテレビを消してみるとか・・・携帯から離れてみるとか・・・・休みの日には何処にも出かけないで引きこもるとか・・・・
それさえも難しい人も多いようですからね。。。静かになったりリラックスしたりという事の難しさがわかるかと思います。
静かで何もしないでいると精神は退屈しだします。
そうすると眠りに入ってしまうのですね。
しかし先述しましたが眠っても、体は必ずしもリラックスしていません。
なのでシャバアサナなんです。
このシャバアサナの一番大切なポイントは意識の参加。
体をリラックスさせるためには、意識が常に体の観察に関わっていないとできないのです。
意識を体と呼吸に集中させる感じです。
寝ているだけなのにとっても難しいというのがわかります・・・・・
それにですね、このシャバアサナだけでリラックスできるということではありませんから・・・・
その前にたっぷりとアサナを行い・・・・頭の先から足の先まで気を通しておくことが必要なんです。
その後でシャバアサナをとって完全脱力を目指すわけです。
しかしですね~
身体の完全な脱力というのは、恐らく生きている限り無理なんだと私は思っています。
完全なリラックスには意識が必要だということと
意識があるということ自体が身体に緊張をもたらす
この矛盾の上に人間は成り立っていますから。。。。。
その中でより自分の理想に近づけるにはどうしたらいいかを、、、、やっていくしかないと私は思っています。
シャバアサナもう少し続きます。
また明日。