人は口から取り入れる食事だけで、成り立っているというわけではないと思ってはいるものの食べないと死にます。


なのでやはり口から入れる物はとっても大切な要素だという事になりますよね。


人は突き抜けてしまえば、どんな物を食べても元気に過ごせ、そんなにたくさんの食物を食さなくても生きていけると私は思っています。


しかし早々突き抜けるのは難しい。

口から入れる物に人はかなりの影響を受けていると容易に想像できますよね。


こだわるのはあまり好きではありませんが、ただ食べれば良いという事でもないようです。


肉ばかり食べていたら当然、具合が悪くなるでしょうし・・・ベジタリアンを徹底している人の風情を見るとゴボウみたい・・・・・それもなんだか私的には抵抗を感じるし~なんて思うし。

ジャンクフードもしかりです。毎日カップめんやハンバーガーだと精神が落ち着きませんし、胃腸の具合も悪くなります。


しかし栄養のバランスを考えて(一日10品目とか)なんてこともやってられません。


そういうことを考えると、最終的に落ち着くところは伝統的な日本食になるのかな~なんて。


ご飯に味噌汁に漬物。。。この食事はまず飽きないし、食べた時の満足感が高い。(感覚的に)


カラダがすっきりした状態をキープできる。(私は、ということですが)

イヌイットならイヌイットの伝統的な食文化に添うのが一番でしょう。。。。。





例えば、別にベジタリアンではないが、肉を食べると具合が悪くなるからと、肉を食べない人を数人知っている。


その中でも色々ある。


【魚は食べる】
【魚と肉は鳥類は食べる(要は4本、足がある動物は食べない)】
【動物性タンパク質は一切食べない(魚も肉も)ただ卵は食べる】


その人流の食事のスタイルです。


このような人は思想的にベジタリアンにこだわっているわけではなく、身体の声を素直に聞いた結果、そうなったということなのですよね。


それぞれの食事の仕方が、たどり着いた場所で、自分のカラダの声を聞き、正直に従った結果ということなのです。


思想的なベジタリアンはまた話の次元が違いますので、またの機会に・・・




様々な食のスタイルが巷にはあふれています。

今流行りのローフード、マクロビ、炭水化物ダイエット、アーユルヴェーダ的食事法などなど。。。


ではどんな健康法が一番よいのか・・・・人はそういう風に考えがちです。


しかし一番というのはないのでしょう。


茶道もこの流派でなければお茶をたてられないとわけではありません。


華道もこの流派でないとお花が生けられないということでもありません。


どの食の流派(?)も、自分が快適に過ごせる、気持ちがいいと思う食生活でOkだと思うのです。



ただあくまでも欲望を満たすための食生活とはハナシが違いますのでご注意ください。


毎日焼肉やすき焼きが食べたい、ご飯が嫌いだからパンやお菓子で済ます・・・・ラーメンが好きだから、・・・そんな話ではありません。


あくまでも身体を気持ちよく成り立たせるための食事ということですからね。


まあそういう風に考え、健康になりたいという思いから始める、食事スタイルの流派を色々と統合してみると、野菜が主流というのは共通点だと思いますから、野菜をしっかりと食べるという事が健康の要となるのは間違いないと思います。


また精神も落ち着くのではないでしょうか。



その中心軸を踏まえたうえで、後は心とカラダがどれと相性がよいのか、自分が一番心地よくいられるような食べ物はなんなのか・・・そんな食のスタイルを見つけることがいいのではないかと思います。


それぞれの流派の良いとこ取りでもいいでしょう。

要は流行に流されず惑わされず、自分を知って自分流を見つけるのがよいのではと思います。 


どうしてそう思ったのかというと、最近ローフードを少し勉強して、やってみたのです。


ほんの数日ですけど。(耐えれなくなりやめました)


確かに野菜を生で食べる大切さ野菜ジュースの力は凄く感じました。


しかしいっきにカラダが冷え始めたのです。これにはほんとびっくりしました。こんなに急激に来るのかと思うほどでした。


食とは本当に大切なんだな~と実感したのです。


ローフードは簡単に言うと、食べ合わせの酵素学で、酵素をしっかりとカラダに入れようよ、という食事スタイルなのです。


2年ほど前からNYのセレブリティやファッション関係者の中で流行りだした、まあダイエット目的の食事方法なのです。


酵素をとるために生野菜、フルーツを中心にした食事法で、特に朝は排泄の時間帯なので、パンやご飯などの食事は控える。


野菜ジュースやフルーツなどだけで過ごし、肉や魚などは極力減らし、多少の穀物と、生の野菜って感じでしょうか。


食べ合わせ学もフムフムと納得いける理論です。


私は朝は食べませんから、それは良いのですが、生野菜とフルーツ、野菜ジュース・・・・・みっちりカラダが冷え冷えになりました。(笑)


また食べ合わせも中々興味深いのです。



そして日本食のように三角(ご飯→味噌汁→漬物)食べはしません。


どうしてこのローフードがここまで流行ったかと考えると、肌がきれいになっている方が多い。そして体重が落ちます。


火を通さない食事を取り続けるとバイタリティが出てくる・・・・バリバリ動けるような活動力が出てくるのです。


「火を通さない生きている食べ物を食べるということ、そして自然に逆らわないあるがままの栄養を身体の消化サイクルに従って食べる」


これは命の元である、酵素をしっかりとることができる方法だからこういう事が身体に起こるということなのです。


確かに間違ってはいません。そのとおりです。


ただ私達民族に合っているのか・・・という疑問が沸いてきます。

日本食は生野菜、フルーツという食事法とは遠いところにある。


そして四季があり、寒い時期、暑い時期これらの異なる季節を同じ食事法でいいのかと・・・・・


日本では夏はそうめんを食べ、冬はお鍋をつつきます。そういう四季感のある食事が日本の特色なような気がします。


そして活動力が増す分、かなりヴァータが乱れるです。 (私の感覚ですが)


ヴァータが乱れている人というのはたいてい、どちらかと言えば痩せてる人が多いので、ローフードが痩せるということであればそれもうなずけます。


ヴァータが乱れると、集中力が弱まり忘れ物が多くなったり、何をやっても忙しくバタバタ走り回り、まともに座ってゆっくりした気持ちになれることが出来ない傾向に陥ります。


アーユルヴェーダではヴァータを鎮静するために『生ものを避け、火の通った、重たいもの、暖かいものを中心に食べる。』という食事スタイルを心がけることで、ドーシャのバランスがとれてくるのです。

例えばヴァータを鎮静するためには、ほうれん草みたいな軽いふわふわした野菜を生で食べるのは控えるのですが、 これをバターやギーて炒めて重くすればOkなのです。


フワフワしたエネルギーを落ち着かさるために火を入れるということなのです。


なのですべてにおいてケースバイケースで体調も年齢も変化しますから、その時に応じて食事スタイルを変化させていくということが大切になります。


気持ちが落ち気味だったり、何もする気が起きないとか・・・・特に見たくもないテレビの前に座りっぱなし・・・傾向の方にはローフードは合っているように思います。


動く力がワシワシ沸いてくる原動力になるかもしれません。


私のように日ごろから動きっぱなしで、油断するとヴァータが乱れるタイプにはちょっと合わない可能性がありますね。


まあ短期間でしたから、深部まで理解することはできませんでしたが、やっぱり結論的には、良い部分だけを取り入れて、厳密にやり過ぎないということなのでしょうね。


バランスの良い食事に適度に特殊なスタイルを取り入れるような雰囲気が良いのではないかな~なんてね。



そんなこんなで、私の新しい試みはこのあたりで落ち着きました。