チョコの話を続けます。
チョコは脳や美容に良いという考え方があります。
私的にはお菓子メーカーの宣伝効果ではないかと思うことがよくありますが・。。。。
しかしアーユルヴェーダ的にはチョコはアーマ(未消化物)になりやすいという見解があるのです。
昨日も言ったようにチョコレートは刺激が大変強い食べ物です。
眠い時にチョコレートをひとかじりしたら、カラダがなんとなくシャッキとして目が覚めるという経験が誰でもあると思います。
刺激が強いというのは、陰と陽の振幅幅が大きいということです。
プラス面もあるが、もちろんマイナス面も多くあるということ。
少しならプラス面を有効に利用できるが、過ぎるとマイナス面を身体はもろにうけてしまう。
身体だけでなく心にも悪影響を及ぼすということなのですね。
食べ物は物理的な身体を作るだけでなく、心も作っていくものです。
今子供たちの食育ということが叫ばれていますが、この食育は心を育てるためにも大変重要な教育でもあるのです。
チョコレートは攻撃・刺激の質(ラジャス)が極端に多い食品と言われています。
このラジャスとは、アーユルヴェーダーでは「3つのグナ」と言われる、食事の3つの質の中の一つです。
「3つのグナ」は
サットヴァ
純粋性
味・・・・穏やかで調和な味
ココロ・・・・サットヴァが優位なココロは、穏やかで調和的
ラジャス
活動性
味・・・辛さや刺激がある味
ココロ・・・・ラジャスが優位なこころは自己中心的となり攻撃的
タマス
不活発性
味・・・作ってから時間がたったもの、重い味
ココロ・・・・タマスが優位なココロは抑うつ的となり、環境を破壊する。
チョコレートの優位なグナはラジャスで、バランスをとる純粋な質サットヴァがとても少ない食品です。
そのために食べ過ぎたり、長く食べ続けていると、精神的に不安定になったり、イライラして、人にも自分にも攻撃的になってしまいがちになるとアーユルヴェーダー的には言われています。
イライラは消化にもよくありませんから、栄養吸収、、代謝が滞ります。
病気の原因になる、、、体調が悪いとココロも晴れずに毎日が楽しくない。
まあこれは極端な話で。。。。食べ過ぎた場合のことを言っていますので、適度に楽しむ程度なら問題はないでしょうが。
しかし突き詰めるタイプの私としては、自分が行っている行動の意味を知っておきたいのですね(笑)
話はチョコレートに戻ります。
チョコレートはアーマになりやすいと書きましたが、特にチョコレートのアーマは首から上のシュロータス(カラダの中の管)を詰まらせてしまう傾向がある。
これはチョコだけでなく、合成した甘いものにその傾向があるらしいです。
首から上というのは顔と頭。
代表的なものは吹き出物が出やすくなったり、頭痛になったり・・・・・ということですね。
一時的には元気になりいいかもしれませんが、長期に見ると不安定だったり攻撃的だったり、精神的なバランスが崩れる傾向が強くなる。
全体のバランスが取れた食事は心身の調和には大切な事なのですね。
どうしても甘い物が欲しくなったら、純粋な生のはちみつを少しなめるといいでしょう。
はちみつはサットヴァの質が多く、はちみつの甘さに触れると、チョコの甘さが自然に嫌になってくるようです。
一度おためしくださいね。