貧乏ネタでテレビ出てる漫才コンビ麒麟の田村裕くん。
私は彼の漫才を見たことがないし、彼が出てるテレビも見たことがないので、どういう人かは知らなかった。
この間、本屋に行った時に手に取った本が彼の著作で「中学生ホームレス」
パラパラと見ると面白そうだったので買って帰った。
・・・・いっき読み
ヘタな文章だけど自分でちゃんと書いた形跡があるし、心情がこもっていてちょっと泣けた。
内容を要約すると、小学生高学年の時にお母さんを病気で亡くしてから家族の歯車が狂い始めた。
そして中学2年生のときに自宅が差し押さえとなった田村。
ある暑い夏の夕刻、家に帰ると自宅団地の階段にすべての荷物が置かれていた。
トビラには黄色いテープが・・・
呆然とする兄、姉、田村くん・・・・
そこへ帰ってきた父。。。。
父は
「ご覧のとおり家には居られなくなりました。残念ですが、それぞれがんばって強く生きてください。解散!」と言い残した父は姿を消し、それから15年あまり父の生死さえもわからないと。。。。
田村くんは訳も分からぬまま突然、ホームレスとなったいきさつが書かれている。
大学生の兄と高校生の姉は、バイトで生計を立てたが(しかし路上生活)、田村くんは1人で自宅近くの「まきふん公園」で生活を開始。
公園の鉄棒に洗濯物を干し、トイレは草むら。自動販売機の下の小銭を拾うのが日課であまりの空腹から段ボールを水につけて食べたこともあった。
公園にいたハトが口にしていたパンを取り上げ食べてたこともあったという。
子供たちに絶大な人気を誇る絵本「アンパンマン」の著書・やなせたかし氏(88)も「人々にパンを与えたアンパンマン、ハトからパンを奪った田村くん。どちらの話もみんなに生きる勇気を与えてくれるかも」という帯が本についていた。
まあ回りの温かい人たちの支えで、姉妹3人はなんとか暮していけるようになり、現在に至るというフィクション。
芸人となった田村くんがしばしばメディアでも語っていたエピソードらしく、作り話ではないところが話題を呼んでいたんだって。
その苦しい時を本に書いてみた・・・・ということ・・・それが当たってとっても売れているらしい。
確かに心を打つ自伝書だった。
そこまではよかったのだが、ここから先がよくない・・・
先日テレビに出て、超能力者の透視で失踪中の父親を捜索したのだ。私はとっても違和感を覚えた。
で、見つかった。
涙の再会劇・・・くさいでしょ。。。。(本人には邪心はないと思うけど、メディアに踊らされているという感じ)
まだ探偵に頼むとか、探偵ナイトスクープに頼むとか・・・その程度でいいのではないかと、超能力者ってあーーーた・・・(-""-;)
私は超能力者を否定しているわけではないけど、もし田村くんのお父さんを本当に探し当て(真偽は別)るだけの力がある超能力者であれば、もっと違う人を探せよ!!と思うのである。
北朝鮮に拉致された方であるとか、凶悪犯罪者だとか・・・・
恐らく本当に田村くんのお父さんの居場所を探し当てたのは超能力者ではなく、探偵かテレビスタッフであり、そしてテレビの構成の工夫で【当たったと思うように誘導された】と思うのですよ。
ダサすぎでした・・・・テレビの構成。
その超能力者の透視は何一つ当たっていませんでした。
ただ当たっているように誘導されたということ・・・・・探偵か番組スタッフかわかりませんが、その人たちの調査結果と超能力者の透視を無理矢理に当てはめた。
テレビの世界では普通のことかもしれませんが、こうやって人々は踊らされて、そしてそれに利用される芸能人。
図式が見えてきます。
もう少し普通になれないものかと思うのです。
子供達には見せたくない番組です。
お父さんが見つかってよかったという事実はありますが、田村くん・・・
折角それだけ苦労して、面白く濃い人生を歩んできたのだから、賢くなりましょう。
利用されてはもったいないですよ。
日本のバラエティ番組のあのバカ騒ぎ度合いは尋常ではいし、程度が低すぎます。
テレビ大好き人間としては悲しい限りですね。