同僚から借りて「ウンココロ」という本を読んだ。「藤田紘一郎」という昔「笑うかいちゅう」という本を書いた、かいちゅう先生である。


この先生は自分のお腹の中でカイチュウを買っている。そのカイチュウの名前が「マサミちゃん」というらしい。私と同じ名前でとっても光栄である。それも5代目のマサミちゃんらしい。


キタイものを嫌う、今の日本の社会に一石を投じるような内容であった。一理あるなと何度も思ってしまった。


詳しい内容はまた皆さん、本屋で買って読んでください。


会社のスタッフ全員が回し読んだ。皆それぞれの感想があったが共通して、納得できたことがあった。


キレイになりすぎるのは良くないと言われている。藤田先生は「キタナイものの存在を許さない社会が日本人をダメにした」と書かれている。


「キレイ社会」が地球環境を汚染しているとも言う。


「清潔の行き過ぎ」が先進国、いわゆる日本やアメリカで蔓延している花粉症やアトピーや気管支喘息などのアレルギー、免疫疾患、精神の脆弱(うつ、引きこもりなど)、ニオイに敏感すぎる、化学物質過敏症などを引き起こしているらしい。


超清潔指向や生活の中で発生するニオイを排除する、もしくは敏感に反応してイライラするなどの傾向は免疫力を低下させる大きな要因であるとまで言っている。


藤田先生が好んでウンコの研究に行く場所がある。インドネシアのある島らしいのだけども、そこではどんなニオイも全く問題にされていず、誰も気にせず暮らしている。


オジサンくさいなんて誰も言わないし、病人も老人も皆、大切にされている。皆健全に生活してて、精神を病んでいる人、花粉症(スギがあるのか?)アトピーなどの病気に罹っている人は誰もいないらしい。


日本ではクサイというだけで嫌われたり、いじめられたりする。


過敏な人はにおいだけで具合が悪くなったりする。日本国民はカラダもココロも弱くなってしまったのだろう。


ホコリだらけの部屋はそれはそれで問題である。ただ過敏になりすぎて、あらゆるもの排除しようとすることも問題で、自分自身の免疫力を下げて、今流行りの病気になってしまう。


西成の病院では色々なニオイをかいだ、もう死ぬまで嗅ぐ事がないようなニオイも嗅いだ・・・・今考えると懐かしいような、愛しいような・・・・でももう嗅ぎたくないような・・・・


過敏になりすぎないよう・・・寛容でありたいものである。