2020年11月28日(土)日経朝刊15面(投資情報)に「監査ポイント明記義務化 財務リスクに開示機運 ALSOKや住商前倒し」との記事あり。

財務諸表が適正かどうか判断するのに注意したポイント「監査上の主要な検討事項(KAM)」について監査人の明記が求められ、企業の情報開示も広がりそうだ。

2021年3月期の義務付けに先駆けて対応した企業は、財務リスクを積極的に公表した。

▼KAM
有価証券報告書など企業が作った財務諸表について会計監査人が適正かどうか判断するうえで特に注意したポイントのこと。「Key Audit Matters(キー・オーディット・マターズ)」の略称。

有報などに監査人が付記して内容の確かさを証明する監査報告書は、これまで「適正」「不適正」など短く表記するだけだった。

2021年3月期からはKAMの記載が義務付けられる。

財務情報の中でも変動リスクが高い項目を選び内容や選んだ理由、それでも「適正」などと判断した作業プロセスを書く。