2020年11月3日(火)日経朝刊39面(社会)に「携帯番号「量産」で錬金術 SIM1万枚使い特典現金化 本人認証に隙 悪用招く」との記事あり。

データ通信用の電話番号を大量に取得する事例が増えている。
架空名義のアカウント作成に悪用するのが目的とみられる。

1つの携帯番号を1人の利用者とひも付けて本人確認する各種の認証サービスの前提を揺るがしかねず、関係者は警戒を強めている。

SIMカードは「音声通話SIM」と「データSIM」の2種類がある。

今回、悪用されたのはデータSIM。電話番号が割り振られたものもあるが、通話はできない。

格安スマホを扱うMVNO(仮想移動体通信事業者)などを通じて購入できる。

音声通話SIMの契約数は1人あたり数回線に限る業者が多い。
一方、データSIMは「契約の結び方を工夫すれば1人で100枚買うことも可能」。契約の際の本人確認も義務付けられていない。