今日は意外と知られていない土用について。


土用の丑の日は=うなぎを食べる日として有名ですが

実は各季節ごとに土用があり、それぞれ約2週間ほど続きます。

夏の土用は7月20日から始まり、8月7日の立秋の前まで続きます。

そうなのです。もう8月8日からは立秋、秋なんですよね・・・信じられない!


土用は年に4回、立冬の前、立春の前、立夏の前にあるのです。

土用の特徴としては、胃腸系のバランスが崩れやすくなります。

食欲不振にもなれば、旺盛になりすぎたり。

なんだか体調おかしいなと思う人も多いと思います。

実は私も土用は苦手。。。

どちらにしても胃腸系がやや落ちる期間だということを

頭の隅に置いておくといいでしょう。


できればその期間は

胃腸に優しい生活を。具体的には、、

・冷たいもの

・生もの(刺身系)

・しつこい甘味

・油っこいもの

・味が濃いもの

は普段より控えた方がよいでしょう。


胃腸・消化器系を元気にしてくれる芋系(じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ)やトウモロコシ、

お米や豆類などがおススメです。

特に日本は湿気が多いのでより、胃腸系がより弱りやすい。

湿気を体外に排出してくれる小豆を使って、かぼちゃと小豆の煮物もいいかもしれません。


ちなみに「うなぎ」は胃腸系の働きを補い、気力や体力を増して

疲れをとる働きがあります。

また、体を温める作用もあり

冷たいものを摂りがちな夏の弱った胃を温めてくれる作用があるのです。

その効能が「万葉集」に載ってるって、

日本食ってすごいですよね。


土用は次の季節に移るための体の準備期間です。

無理に新しいことをしないこと、

新たに土木工事や土を掘り起こさないこと、

家に釘をうったりしないことなど

土の気が旺盛な土用の期間、「土」の影響をもろに受けないために

上記のような言い伝えがいまだに残っています。

日本は2670年以上の世界最古の国。

そこで長く残ってきたものには必ず意味があると思います。


暑さに負けず、この季節を上手に乗り切りましょう♪