薬膳(やくぜん)とは?


国際薬膳師という資格を取得する際、まず勉強するのが中医学です。

中医学とは西洋医学に対しての中国医薬学の略称です。

日本でいうなら東洋医学の方がなじみ深いでしょうか。

私は中医営養薬膳学を学んだわけですが、そこでの薬膳位置づけは

健康の維持や病気の予防・治療に用いられる食事療法で、食材や中薬(食材の中でも効能の高いもの)を組み合わせた食事のことを指します。正確には漢方薬処方と同じく、患者となる人へあらゆる問診をし、その人の病状なりに沿った食事を処方する感じです。


ここからは私の解釈になりますが、

よく薬膳というと、「食材の効能」だけを知りたいという人も多いです。

まさに薬膳の素材辞典の中には覚えきれないほどの食材とその効能が書いてあり、しかも2000年も前の人々が見つけた効能などがそのまま記入されているものもあるのです。(私はその当時の人はそういった植物と話ができて、その効能などを教えてもらったのではないかと思ったりしますo(^-^)o)

植物が大地のエネルギーをそのまま受けて育っていた時代のものと、現在の農薬・遺伝子組み換え・F1種など様々な環境変化の影響を受けたものではその効能も当時とは全く違うと思うのです。

ただ、思い込みの力(ポラシーボ効果)は期待できるので良いと思いますが。


その効能よりも、まずは江戸時代まではスタンダードであった東洋医学と味覚の関係を知って頂き、体が無意識に行っている行為が実は理にかなっていることをわかって頂けたらなと思っています。

例をあげると・・・

今日はどうしても甘いものが食べたいのに、ダイエットのためにやめた

→緊張やストレスで固まった体をゆるめたいor消化器系が少し落ちている

→甘いものを摂りたい(潜在意識)vsダイエットがんばらなきゃ(顕在意識)

→顕在意識を優先させたために、体がバランスを崩す

現代人は情報に埋もれていきていますが、オーリングテストがあるように体の反応が一番正直だったりします。ぜひ、ご自分の直感力を信じてみましょう♪

それに素直に従うことが一番の薬膳ではないかと思います。