先週のコンペ高松予選に続き、6/23(日)東京巣鴨にて、コンペ巣鴨(5)グランミューズ予選に参加してきました。

巣鴨の東音ホールはピティナのお膝元!

レベルも高いだろうと思いましたが、えいやっ!と挑戦してきました。

会場に着いてみると、まず人数が違いました!

高松予選でのA2カテゴリー参加者は片手で足りる人数でしたが、巣鴨(5)は14名!なんと1グループ、2グループありました。

他カテゴリーも大勢の参加者さんがおられました。

 

そして、これも覚悟の上でしたがレベルも違いました!!ものすごくハイレベル!

先日の高松予選の学びと反省を経て1週間、自分なりにかなり進歩したと思いましたが、それでもこれは厳しい・・!

心臓が早鐘を打つ中、あっという間に自分の番に。

とうとう来ちゃった!レベルは遠く及ばないものの、ここで弾けることを感謝して。全力を尽くそう。

そう思って、本当に全力を尽くして、ショパン作曲バラード第3番を演奏しました。

 

演奏後も会場に残って、ずっと聴きました。

皆さんもう本当に素晴らしい演奏ばかりで、口をぽかんと開けて聴くばかり。しかしその中でも「とりあえず上手な演奏」と「心揺さぶられる感動的な演奏」があるのに気がつきました。この差はなんだろう・・・?齧り付いて聴きました。

 

それは、空気が動いているかどうか?でした。

音の響きと共に空気の動き、うねりが伝わってくるか?これは物理的な振動の話ではなく、そこに表現が乗っかって、音から音へどのように音楽を繋いで演奏しているか?ということです。

(私に足らないものは、これかぁ〜〜〜!!)と舌を巻き、(私も空気をうねらせる演奏がしたい!!そうなるためには、どうすれば・・!!)と、とても興奮しました!!

 

結果は惨敗でしたが、落ち込むどころか本当に挑戦して良かった!と思っています。

それどころか、来年もぜひ巣鴨で挑戦したいとさえ思いました。

 

最後に保護者の方へ少しだけお伝えしたいことを書きます。

よく「コンクールで失敗したことで、我が子が自信を無くしたらどうしよう」というご不安をお聞きします。

私自身のことではありますが、私が今回、巣鴨でのコンクールで予選通過しなかったけれども、非常に前向きな気持ちで居られるのは

 

・入賞や予選通過が目的ではなく、本番で力を尽くし、学びを得て帰ることが目的だったから

・本番に力を尽くすために、当日までしっかり練習をしたから

・当日は自分の演奏だけでなく、周りの演奏も聴き、自分の立ち位置に納得できたから

・次はこうしたらいい!と次へのステップが分かったから

・このような私の挑戦を、友人知人、そして師事している先生が心から応援してくださったから

 

特に周りの方々の応援と支えはとても大きいです。

まだまだ完璧に弾けないところが多いけれど、それでもいいんだ!と、応援をいただくたびに再確認できるのです。

これからコンクールに参加する親子さんのご参考になれば幸いです。