横田明子ピアノ教室に我が子を通わせてくださっている保護者の皆様。

是非是非、口出しストップキャンペーンを経てレッスンにおいでください!!!

大歓迎です。

 

■危惧していた「困った状況」になったでしょうか?

事前に「先生実は今週、口出しストップキャンペーンをしてみました」と教えておいてくださってもいいし、何も私には伝えずに来てくださっても構いません。

どちらにしても私は、何の先入観もなく目の前のお子さんに向き合います。

そして「あぁいつもと同じだな」と思うかもしれないし、「いつもとちょっと違うな?」と感じるかもしれません。

それでも、いつも通りレッスンをします。

 

手元を見て「このまま行くと間違いそうだな〜」と思ったら、やはり間違うところまで見届けます。

うまく弾けてないな、と思ったら、何が足りていないのか原因を探って解決策を実行します。

特に楽譜通りに弾けていない場合、読み間違えてきた場合、「ここまでは弾けるけどここからが弾けない」という状態の場合は、お子さん本人の本当の実力が見て取れます。(ここで「あぁ!今までお母さんが譜読みしてたんだな!」とバレます 笑)

そして、お子さんにまだ身についていない部分を教えることができるので、ここで本当にお子さんが伸びます!

 

しかしテキストの進みは、お母さんが練習に口を出していた週よりも遅くなるかもしれません。

お子さんが弾けなくて泣いちゃうかもしれません。

実はここまで実践してレッスンさせていただいたケースが、多分まだないので、私も「こうなりました!」と自信を持ってお話しできることがありません。

けれども、おそらく先生に失礼だったり、お金がもったいなかったり、誰かに迷惑をかけたりなど、危惧していた場面にはならないのでは…と思っています。ぜひ、ここまで一緒に関わらせていただければ嬉しいです。

 

 

■ぜひストレスを吐いてくださいね!

また、ぜひレッスンの場でこの一週間、口に出さずに耐えた色々な内容をお話しください!!

そう、「我が子の練習に一切口を出すな」ということではなく、「練習しているその時に、自分からクオリティに対して口を出さない」ができれば良いのです。どうぞレッスンで「先生実はこれとこれが気になっていたんです!」とか、「昨日あなた1回しか練習しなかったから、ほら見なさい!」とか、言いたいことをおっしゃってください!!

 

レッスンの場で、というのには実は理由があります。

「練習している時じゃなければ…」と思って、夕食の席などで「そういえばあなたね、さっき練習していたアレがちょっとダメだったわ」などと言ってはいけません。(これ私の母がよくやっていました)これは百害あって一利なしで、お子さんは「ママまた文句言った。ママが文句言うからピアノ嫌い」ってなるだけです。練習中の親子のストレスが軽減されるはずもなく、ましてやお子さんの上達には全く関係ありません。←実体験済み!!いやあ、それでピアノが上手くなるなら全国に天才少年少女が大勢居るはずですし、私は今頃バリバリのピアニストになっているはずです(笑)

 

かと言って、せっかく一週間、口出しストップキャンペーンに耐えたお母さんの中には、「あれも言いたいこれも言いたい!」が溜まっていますから、どこかで吐き出さなくてはいけません!

お話を聞かせてもらうことで、私ももっとお子さんにアプローチできることが増えると思いますし、「この方は何を望んで我が子を通わせてくださっているのか」をより深く知ることができるので、より望むレッスンをご提供できることにつながります

 

文章で書くと、ずいぶん回りくどいように見えますが💦

 

要するに、おそらくお母さんが何から何まで口を出して練習をやらせてきてのレッスンより、お子さん自身が体感し、間違えて、それを修復する経験を積み、知らないものをどうやって噛み砕いて体に入れていくかを実体験する場面が明らかに増えると思います

 

次の記事では、多くの皆さんが心配されるであろう「失敗したらどうしよう」という不安にどう向き合うか?

私なりの考えを書こうと思います。