先日、弾き合い会をした際のトークテーマが「ご家庭での練習で困っていることはありませんか?」でした。

去年も同じテーマでトークしていただいたことがありますが、このようなお悩みは一度聞いたらハイおしまい、ではありません。

ピアノの日々を続けていく限り、何度も何度も悩みがやってくるものです。

と言うことで、生徒たち自身と保護者の方それぞれに最近の家庭練習の困りごとについて話を聞きました。

その内容を箇条書きにすると・・・

 

■生徒

「家で練習している時に牛乳飲みたくなる→飲みにいく。ピアノを弾き始めると、他のことをしたくなる→しちゃう」

「できればずっと続けてやりたいのに、弟(小学生)が邪魔をしてくる。→弾くのやめて休憩する(弟はママに叱られる)」

「弟(1歳)に邪魔される→ママが引き離す。ママについててほしいが、弟に取られる」

「指先だけ力入れようとしたら全部入っちゃう。弾くのに一生懸命で、脱力できてるかどうかわからないのでそのまま弾いてる。小指ばかり弾いてたら小指が痛くなる」
 
■保護者の方
「きょうだいで練習する時間がない!帰宅後〜集合住宅の音止めまでの1時間を2人で30分ずつ!30分の過ごし方が2人で違っており、弟は集中が短く、姉は部分練習が嫌い。また(2人ともが?)先生にやりなさいと言われたことはするが、母からは言われたくない」
「平日は時間がないので、少ない回数しか弾かない。気になるところや間違えたところを指摘すると怒る(でも、やらなければならない!)」
「つい、こうじゃない?と言っちゃう。気づいたらガミガミ言ってしまっていることも・・・」
 
なるほどね!!
まず、練習しているからこそのお悩みが増えたなぁ!と思いました。
同時にこのように悩みながらもお家で練習の場面を作ってくださっていることに、大変嬉しく思いました!
 
さて、生徒たち本人にしてみれば、なんとか集中して一生懸命練習したいが、きょうだいや家族の存在に影響されなかなか難しい。
保護者の方にしてみれば、アドバイスされたことを取りこぼしなく消化してほしい一心から、つい口を挟んでしまうといったところでしょうか。
 
この日集まってくれた生徒たちはみんな小学生以上。
自主性も芽生え始め、学校生活を始め保護者の方のいない場所での活動が増えてくるお年頃で、多くのお子さんが色々なことを「自分でやってみたい」と思い始める時期だろうと思います。
そんなお子さんたちと、ピアノの家庭練習でどのように関わっていってほしいと、私が望んでいるのか。
次からの記事で書いていこうと思います。