こんにちは otoneです。
今日も本を読みました。

今回読んだのは星新一さんの
「鍵のかかった部屋」でございます。

星新一さんについて。ざっくりと。
1926年9月6日 東京生まれ
1968年 日本推理作家協会賞
1998年 日本SF大賞特別賞

主題は、ショートショートシリーズ、SF、評伝

代表作 『ポッコちゃん』

以上、ウィキペディアから抜粋

星新一さんは、小学校の図書館にショートショートシリーズがあったのでその時にハマりました。ショートショートシリーズは分厚い本だし、カバーは白くてシンプルな感じだったんですけど、中の文字が大きくて内容もコミカルで読みやすかったのを覚えています。全部で十数巻ありまして、妹と交互に借りてきては、何回も読みました。

それでは、本題。

「鍵のかかった部屋」
一冊完結、あとがき含めて、160ページ。

小学生にも親しみやすい星新一さんの本ですが、今回紹介する「鍵のかかった部屋」は、星新一さんが初めて手掛けた戯曲です。

戯曲(ギキョク)とは…演劇の台本のことを指します。また、そのように書いた文芸作品のことを言います。

ここで、余談。

星新一さん曰く、舞台や歌舞伎などには興味があるが、戯曲は書いたことがなかったそう。提案されたときは驚いたと、あとがきに書かれていました。星新一さんは、他の方の戯曲を読んだことがあったそうですが、どれも何だがわかりづらく、面白いとしてもその作者さんの小説と比べるとなんとも言えないような感じがあった、とのこと。なので、星新一さんはわかりやすく状況を把握できるように心がけたそうです。

ええ、星新一さんのお話はわかりやすく、かつ面白い!!毎回のように話の展開が読めないのも魅力です。

「鍵のかかった部屋」ももちろんわかりやすく、話の展開が面白いものになっています。

心掛けている、と言うのが大納得の、頭の弱い私にも読める優しい本です。細かい説明をイメージするのに少し手間取りますが、状況を把握してしまえばこちらのもの。後はもうその場で鑑賞しているように読めます。

〈前半あらすじ〉
話は、ある高級感溢れる部屋の紹介から始まります。そこに住む主人と夫人、そして娘さんの紹介。とても仲の良さそうな家族です。
しかしそこには、青で統一された服に青白い肌、何処か悲しげな表情の紳士が一人。娘さんの背後にいるのでした。

不思議なことに、娘さんには紳士の姿が見えてない様子。声もまるで聞こえていません。

そう、その紳士は霊魂なのです。
他にも主人に若い女性の、夫人にも若い青年の、霊魂がついているのです。

青白い彼らが不審者でないことにほっとしたのも、つかの間、ここから主人と夫人の職業にまつわる、ドタバタ事件が起こります。

ドタバタ具合がこれまた面白い。
沢山の登場人物が出てくるのですが、全く置いていかれません。話が凄く読みやすいからです。

戯曲というだけあって、舞台化はされたようです。今は舞台でやられているのかどうかはわかりませんが、一回は見てみたいものです。星新一さん的には、舞台で使えるようには書いてないからまあまあだったと言っていますが、もとはいいので面白いでしょう!きっと!

星新一さんは、どろどろもしてないし、青春もしないし、愛だの恋だのをあまり濃く書きませんが、そんなの必要ナシ!!不思議とギャグと3ひねりくらいの味わい。誰でも笑える素敵な本ばかりです。

日々成長せねばと心がしぼんでしまうことが私にはあるのですが、そんな時純粋な心に戻してくれます。

昔からお世話になっております。
これからもお世話になります。
星新一さん「鍵のかかった部屋」

ぜひ、読んでみてください。