「プレゼミ(2)―読解英文法の基礎[第1文型]」で扱ったliveについて,ツイッターで大西泰斗(@HIROTOONISHI)さんから早速リプライをいただきました。Jesus lives!のように,liveが場所表現を要求しないものもある,というものです。たしかにそうで,「生存する,生きながらえる,人生を楽しむ」といった意味では,場所の副詞を必要としません。
このことが何を意味するか,よく考えてほしいと思います。なぜ「住んでいる」という意味では場所の副詞が必要で,「生存する」などの意味では必要ないのでしょうか。それは,語の用法というのはデタラメに決まっているのではなく,人間のものの見かたを反映しているからだ,と言えます。考えてみればごく当たり前のことですが,「住んでいる」というのは特定の場所を表現しなければ成立しない概念であるのに対して,「生存している」では「どこで」というのは特に問題にならないのです。
外国語の学習の「コツ」をつかんでいる人は,このように考えながら外国語を見ていて,辞書を引く際にもこうしたことを考えながら引いています。そのうえで納得するからこそ,頭に入っていくのです。無機的な「暗記」ではなく,有機的に理解していくことが,外国語をしっかり身につけるうえで必要です。そして,そのように学んだほうが「発見の楽しみ」もあるというものでしょう。
