『祖国とは国語』藤原正彦 2003 新潮文庫 p82-85 大局観と教養より



要約。

現在の日本の改革はことごとく失敗している。それは論理は合っているのにその論理の出発点が間違っているからだ。
論理の出発点を選択する際に影響してくるのが教養や情緒だ。そして教養や情緒を育むのが読書だ。
これからの日本を良くするためには読書などの活字文化の復興が不可欠だ。

感想。

依然から私が感じていた頭いい人の冷淡さ、おかしさを上手く説明してくれた文章だ。
たまに頭はいいのに感情表現に乏しい人がいる。例えば私が受験の時に相談した数学の先生。いくら相談相談しても偏差値でしか判断しようとしない。本当はもっと大学生とは、見たいな人間味に溢れるアドバイスが欲しかった。
この本を読む以前の私は頭のいい(論理的思考に長けた)人は人間味がなくても許されるものだと思っていた。
しかし藤原さんいわく、それでは情緒力が足りず、正しい論理を構築することが出来ないということになる。しかも日本のトップに立つような人はなおさらだという。
このお陰でこれからの私は冷徹な人間味のない論理に反論する事が出来るようになる。と同時に私は自分の情緒力により一層の磨きをかけねばならぬと思った。
ちなみに私は情緒力を手塚治虫の『ブラックジャック』で培った。
『空海!感動の人生学』
大栗道榮著 中経出版 2008

はこんな内容でした。

経営者は世の人のためにいいことをしよう!何故って自分のためだけに稼いだお金はすぐに消えちゃうからさ。反対に他の人のためにやった事っていうのはご利益として自分の中にどんどん貯まっていくんだって!ご利益といった無形の財産を貯めることを仏教用語で「積善の業」っていうんだって。

また人の命っていうのは輪廻しているから自分の子孫にもご利益は受け継がれるんだって。目安としては人が目一杯ご利益を貯めたとして後七代まで大丈夫だってさ。

そして面白かったのが輪廻についての解説。輪廻とは自分の行いが次の代まで引き継がれるというもの。
ではどのような順序で?
一、無明-真っ暗な世界。胎児以前の父母の中にある煩悩という盲目的な本能。
二、行-善悪を問わない父母の行為。つまり業。
三、識-胎児の君に業が受け継がれる。
四、名色-業に応じた性格、父母の身体的な特徴が四週目の胎児に受け継がれる。
五、六所
六、触
七、受
八、愛
九、取
十、有
十一、生
十二、老死

と、まあこんな感じで良い行いは受け継がれるんだよって釈迦は言ったのさ!

これって斉藤一人さんが言ってる事や、ウィッフィー制度にも似てるよね!!

お釈迦様が言ってる事が本当かどうかわからないけど、こういう考え方はすごく好きだなぁ!だって、自分のためだけにやってる人って単純に腹立つじゃん!反対に人のためにやってる人って応援したくなるよ!!
私欲は公欲に変えられる。変えられるっていうのがミソだ。はじめから公欲なんじゃない。私欲を公欲に昇華させよう!
ココ・シャネルについて。

彼女はすごい。悲しい事にも決してめげなかった。

というのは、実は彼女、幼い頃に両親に離婚され、孤児院に入れられているのだ!

彼女は大人になって、ブランドをたちあげ、周りから罵詈雑言を言われたり、戦争を体験したりしている。

しかし彼女は言う、
「どんなに辛い事があっても、父親に捨てられたと思うよりはましだわ。」

彼女はスーツを作った。痩せた体型こそが美しいという新しい価値を創造した。それほどの偉業を成し遂げるにはそれほどの体験が必要だということか。
それに比べて俺のコンプレックスの小さいこと。頭が悪いとか、顔がでかいとか。

最後に感動した彼女の引用を一言。「夢がかなったかどうかは問題じゃないわ。何故ってその人が死んでも、その夢は生き続けるんだから。」