実家の両親から、電話がありました。
今日のお昼頃、インターホンが鳴り、母が出たそうです。
モニターには、髪をメッシュにした、男が立っていて、マスクをしていて、年齢の検討もつかない感じだったそうです。
その男は
「隣からみたらお宅の屋根のムネ、△%×⚪︎⬜︎、、、」
と、ボソボソと言ったそうです。
言葉の語尾が、何度聞き直しても聞き取れず、父が玄関ドアを開けて直接話をしにいくと、
「お宅の屋根のムネ、釘がでている。わたしが三脚で登ればすぐ治せるんだけど」
という内容を父の目を見ずに勝手にぐたぐだと話し、それに対して父は
「うちは、知り合いの職人さんがいるから、職人さんに頼むよ。」
と返したそうです。
すると、後退りし、あらためて腕を組んでうちの屋根を見ながら、ブツブツといっていて、
父が玄関ドアを閉めた後も、しばらくそこに立っていたそうです。
おかしいなと思って、父と母は、窓越しに様子を見て、男が立ち去る方向をみていました。
業者や職人さんだったら、工具などもあると思うのでトラックとかに乗ってきているのかと思いきや、車は見当たらず、歩いてかなり先の曲がり角を曲がっていったそうです。
ルフィの事件もあるので、両親はかなり警戒していました。
父はすぐに警察に電話をしました。
すると、10分もしないうちに、二人の警察官が来てくれたそうです。
その警察官は、
「最近このような話が増えていて、屋根に上がって、わざとめちゃくちゃにして、高い修理を取るという手口なんです」
私はそれを聞いて鳥肌が立ちました。
父と母は、よくその男を屋根に上がらせなかったなと思いました。
私だったら、「えっ、本当ですか?見てもらえますか?」って言っちゃいそうだからです。
そもそも屋根のムネってなんだろうって思うし、釘でてるって、やばいんじゃない?って思っちゃう。
ちなみに「屋根のムネ」とは、「屋根の棟」とかきます。
屋根の面と面が合わさっているてっぺんの部分を言うそうです。
その棟の釘が出ていると男は言っていました。
しかし、うちは2階建てで、基礎部分を土盛りをしているし、かなり高い所に屋根があるので、男が腕を組んで見ていた場所からは絶対に見えないんです。
たまたま、うちは、少し前にリフォームする時に、屋根の状態を職人さんに見てもらっていて、釘が出てるなんてことは言ってなかったし、屋根に上がらないと状態は見えないことを知っていたので、警戒することができたそうです。
私はこの話を聞いて、両親よりも私の方が騙されやすいかも、、と思いました。
素人がわからないのをいいことに、そんな手口で金取ろうなんぞ、めちゃくちゃきたねー奴。
純粋に、「教えてくれてありがとう」って思っちゃう人もいると思いますよ。
両親の警戒心にはあっぱれでしたが、警戒心が過剰になっていた母が
「本当に怖い、、もしかしたら、あの二人の警察官も警察官じゃなかったかもしれない」と言い出したので、「そこは、大丈夫だと思うよ」と突っ込みました。
(警察官のお二人、こんなこと言ってごめんなさい。とても迅速な対応にとても感謝してます。ありがとうございました。)
そんな人たちばかりではないと信じていますが、世の中にはこういう形で詐欺を働く人たちがいます。どうか、十分気をつけてくださいね。
お読みいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。