亡くなった友への回向(えこう) | 大人の麦茶のブログ

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酔っていた夜に
着の身着のまま布団に入った

ホットカーペットをつけ忘れていて
夜中寒くて何度も目が覚めたけど
わざわざホットカーペットをつける気力はなかった

ひどく酔ったときに嫌な夢をみたりするが、不思議な夢をみた

見ず知らずの奴が夢の中では仲間で、そいつが死んでしまうのだ
そしてまた違う夢で死んだ仲間が生きて出てきて再会したりする

今回の芝居は生命を扱ったシーンがある

その影響か、安酒の悪酔いか、芝居の力による、普段封印した過去や深い傷か、
それは、もちろん塩田さんのフィクションでそれにみんなが気持ちをのせているのだけれど

脚本の言葉の中に、僕の知らない
普段使わない言葉がある

『友への回向』

俺は祈ったり、墓前にもなかなかいけないけど

亡くなった仲間の事は覚えている
ずっと胸の中に残って想っている

寒くて、丸まって、うずくまりながら、夢の中でたくさん泣いた

朝起きたら余韻は残ってたけど
外の空気をすったらさわやかな気持ちになった

稽古場はみんな素敵で士気も高まり、アットホームで気合いも入ってる

そんな中で戯曲を真剣に演じたら真実になる

涙がとまらなくなった
だけど、友達の事を想い
今一緒にいる仲間達を愛し

刹那を大切に生きようと思う

友への回向
長く生きてると
重なっていく

いっぺんに思い出すと
崩壊するけど、これは大切な感情

生きているなと思う

ゆびにのこるかおり
俺大好きだ

銭湯行って
栄養つけて


月は綺麗で星は明るい
空気は寒いけど

気持ちが揺れている