元々ミステリが好きな子供でした。
こういうのを買い与えてくれた父の影響もありました。
ポプラ社の江戸川乱歩「少年探偵シリーズ」
(怪人二十面相、少年探偵団、明知小五郎が出てくる)
他にもいろんなミステリ小説を読んできました。(最近読んでない。)
そんな小学生だったので、おもちゃ屋さんで見た
「ポートピア連続殺人事件」のパッケージにはやはり惹かれました。
ですが、欲しいゲームが溢れていた当時、このゲームは買わずじまい。
誰か(忘れた)から借りて遊びましたが、全然進められず早々に投げ出しちゃいました。難しかったです。
ポートピアをクリアしたのは、それから10年以上経って出た「ケータイ版」です。
i-modeでしたっけ? ありましたよね、そんなの。いくらか遊びやすくなっていたような。セーブできたり。
一気に「オホーツクに消ゆ」も遊んだので、携帯料金がとんでもないことになった記憶があります。※「軽井沢誘拐案内」も期待して遊んだのですが、訳わからず(つまらなくて)早々に投げ出しました。
それからはYouTubeで見てたぐらいでしたが、先日、こういう攻略本を読んでると、やはり「ファミコン版」も自分でクリアしたくなってきました。
そして無事達成。満足。
ポートピア連続殺人は、元々パソコン版がオリジナルです。
それらの動画を見て知ったのですが、ファミコン版でシナリオに加筆、修正があったようです。
このアレンジはとても成功していると思います。(同じことがオホーツクに消ゆにも言えると思います)
ですので、必須フラグではない伏線的なセリフも回収して、ゆっくり楽しむのがおすすめです。
たとえば、物語終盤、とある人物が行方不明になるのですが、その人物の写真を撮っておくと、港でこのような証言が聞けます。
(写真も証言もクリアには不要です)
さて、このゲームのプロットは「本格ミステリ」に分類されると言えます。
密室、アリバイ、連続殺人、そして「真犯人」。
この真犯人を超えるアドベンチャーゲームはもう出てこない(作れない)んじゃないでしょうか。
※みなさん犯人知ってますよね? それがこのプロットの秀逸さを証明していると思います。
オホーツクのほうは「社会派ミステリ」になりそうですね。遊びやすく、音楽もグラフィックも良いのですが、このポートピアほどの堀井雄二らしい仕掛けがなかったように思えます。
そういう面では、「ファミコン探偵倶楽部」の2作品はとても面白かったです。大傑作だと思います。
ドラクエだけでなく、ポートピアやオホーツクも移植されるといいのですが。(違法捜査だらけだから無理なのかな。)
最後に。
今も昔も絶対やるやつ。
ヤス「どこを しらべますか?
まるで成長していない…。(※大したセリフ聞けません。)