アウラ教養の森、京都、亀岡、自分磨き、知のトレーニングジム、おとなの学校

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「教養」とは、自分以外の考え方をどれだけ身につけられるかで決まります。おとなのための自分磨き、「教養の森」のスタートです。

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アウラ学びの森知誠館では、毎月1回「学び場」という企画を実施しています。

今年の4月から始まったこの企画、もう今月で9回目を迎えました。







「学び場」では、あるテーマについて専門家の方をお呼びして問いを投げかけてもらい、参加者みんなで議論を重ねるという、ワークショップの形式を取っています。

また、次回のテーマはその議論の中で生まれたものを扱うため、「数珠つなぎ」のように場が展開していくという新しい学びの場となっています。







前回は神戸国際大学経済学部教授の居神 浩先生にお越しいただき


「若者支援をめぐる社会包摂と学び直し」


というテーマでお話をしていただき、それについてみんなで議論をしました。







最後に、居神先生から3つの問いかけが投げかけられました。

そこで、今回はアウラ側がその問いかけのひとつに返答するという形で場を作ってみました。








ちなみに、その問いかけというのは


─既存の学校教育に適応できなかった子どもたちに、「学習者としての自律性」を身につけてもらうために、具体的にどのような教材や教育方法を用いているのでしょうか?特に、「変容」の契機はどのような環境や関係性の中から生み出されるのでしょうか?


というものでした。







これに対して


塾長は


「アウラ学びの森知誠館がどのような理論的背景のもと、現在まで活動を続けてきたのか」


桜井先生は


「自身の行ってきた教師としての実践と、アウラの実践とがクロスした理由とは」


私は


「アウラでの具体的な実践とそれに伴う変容を、そこに参加する自分という目線で考える」








というそれぞれの視点から応えました。




まぁみんな語る語る!

持ち時間はひとり20分と確認し合ったにも関わらず、3人全員が話し終えたときには、すでに1時間半が経過していました・・・。








そこから参加者みんなで自由に議論が展開し、あっという間に3時間。

正直めちゃくちゃおもしろかったです!!

昔はこうした「議論する」文化がいたるところにあったのかもしれませんが、今の時代になるとなかなか無いから、面白いと感じるのかもしれません。









私が今回特に面白いと思ったのは、


─実践だけではダメ


ということでした。








大学院のときには、専門的な言葉をとにかく詰め込んでいて、言葉の意味を実感することは少なかったように思います。

圧倒的に実践というものが足りなかったですしね。









でも働くようになり、実践の毎日が続いたら続いたで、言葉が足りないと思うようにもなりました。

この場所、このやりとり、この対話・・・それら「がどんな概念として言葉にできるのか?

それがなかなか言葉にできないことが、今の自分の課題でもあると思っていたんです。








この感覚を、参加者がそれぞれのフィールドで思っていたこと。

自分の実践を言語化・概念化していく作業がないと意味がないという意見が出てきたこと。

これは、「実践⇒言語化」という作業が、生きる上で本質的なことなのではないかという示唆を私に与えてくれました。








今回報告させてもらった内容は、まだまだ言語化できているとは言えないものだったので、次このような回があるときには、もっとちゃんと言語化したいと思います。








次回は1月6日!

年明け早々、知的な世界にさぁ行くぞー!