ずっと行ってみたいと思いながら

行けなかった伊豆大島に

行ってきました。

 

父の赴任先で、たった2年しかいなかったという島だけれど、

その間に私が生まれた。

子供のころから、両親の「伊豆大島の元町のだれだれさんが、どうしたこうした・・・」という話を

耳にしていたから、ずっと特別な場所なんだという感覚はあった。

両親にとって大島にいた2年間は、二人の話しぶりからすると、

よほど島の人達に温かく迎えられてお世話になったのでしょう。

いつも懐かしそうに、楽しそうに話していた。

 

大きくなってからも、

いつかは行こう

そう思いながらもなかなか行けなかったけど、

今回は嫁のふうちゃんが

「お母さん、伊豆大島に行かない?」という突然の誘いで

腹を決めた笑

横にいた長男は少し驚いた顔で

「伊豆大島ってお母さんが生まれた所だよ」って。

ふうちゃんも驚いた顔で

「えッ なら絶対行かないと」

 

両親の会話から出ていた

元町、岡田港、波浮の港、馬の背、○○さん、父の勤務先等々から、

父の戸籍をたどって、

生れた場所が特定できた。

 

2人が歩いたであろう道も歩いてみたい!

 

そんなわけで長男夫婦と私の3人、2泊3日の伊豆大島へ。

息子が段取りしてくれて

プレゼントしてくれましたよ。

 

69年ぶりの伊豆大島。

 

 

ずっと雨という予報だったけれど、

ご覧の通り、雨雲を追い払って迎え入れてくれました。

 

そして・・・・

この道の手前の家で生まれて

※すでに70年前の家はなかったけれど

私の人生が始まった。

 

 

69年前、父の任務終了後、島を離れて東京に戻る時には

この道を、父と母が私を抱いて港に向かったのだろうと想像できた。

この道から私の人生が始まったんだ!

一言では言えない感情があふれた。

 

父と母が歩いた道の石ころを拾って、

私が東京から持って行った石を

そっと置いてきた。

 

私を誕生させてくれた両親への感謝と

私のルーツを繋いでくれている息子夫婦にも感謝です。

 

人生なんて、あっという間の時間なんだな

おギャーと生まれて、

この世からいなくなるまで。

 

いなくなってしまえば何も残らない。

痕跡をたどった者が

思い出の中から拾い上げる景色と言葉が

心に残るだけ。

 

自分の人生は自分だけのものだからこそ、

愛した人達や愛された人の事を忘れてはいけないし

大事にしなければならないのだと改めて思った旅でした。

 

シャロンは娘と孫たちが面倒をみてくれていたので

安心して家を空けられましたしね。

特に孫息子が面倒を見てくれたようです。

 

今日は久々にのんびりしようかな

いっぱい仕事したから

そろそろ少しゆっくりしてみよう

 

では

ごきげんな1日を💛