昨日は静かな雨降りの一日でした。

神戸からのお客様があり、

夕飯は浅草の鰻を食べに行くことにしたのです。

 

次男夫婦も合流して、

雷門で待ち合わせをしたのですが、

そのころから妙な胸騒ぎがしてました。

 

やたらに人が少ないのです。

あの浅草独特の活気がありません。

雷門から本堂にむかう参道もガラガラです。

 

いつもは行列で溢れているお店も、お店の前には人がいません。

 

おかげで、鰻もゆっくり食べられましたけど。

 

そのあと、銀座に向かったのですが、

そこでも異様な光景を目にしたのです。

 

夜の9時と言えば、銀座4丁目界隈は一番賑やかな場所。

それなのに、

昨夜その交差点に佇み、周りを見回しましたが

人がいない。

人がいないのです。

 

雨もサラサラと弱々しく降り注ぐので、侘しささえ感じてしまう。

 

お目当てのお店も締まっているし、

空いているお店を探しながら有楽町まで歩きましたが、

どこも締まっています。

 

私はふと思いました。

私たちだけが知らない世の中がひっくり返るほどの重大事件が起きているのかもしれない

と。

訳の分からない不気味な夜の街だったのです。

 

そうか、コロナウイルスの影響はここまできているのか

観光客だけでなく、一般生活者も不要な外出や外食を控えているのです。

 

これじゃこの先、経済活動はどこまで衰退していくのだろう。

予想もできない。

 

まさかウイルスによって、この世界がこんなに脅かされるとは。

数か月前まで誰も想像しなかったはず。

 

想定外の出来事は自然災害だけではないのですね。

 

人間によって成長続けるAIに、私たちは支配される時も近いのかも

だってスマホに私たちは完全に支配されているんだもの。

ウイルスからAIとは飛びすぎかもしれないけれど、

ウイルスと言う未知のものに振り回される人間社会の限界を

空恐ろしく感じた夜でした。