北鎌倉の駅に着くと、まさかの雪が散らつき始め・・・

雪の予報なんてなかったはずなのに。

 

手が凍りそうな冷たい空気だけれど

北鎌倉には粉雪が似合う

 

特に雪が散らつく明月院は幻想的な美しさだわ。

 

 

 

何度も来ている明月院だけれど、雪の日は初めて。

やっぱりあの丸窓、「悟りの窓」に逢いたい。

紫陽花や紅葉の季節も美しいけれど、冬の庭園も趣がまた違う 

 

 

 

 

窓の向こうの後庭園を背に、5分咲程度の梅の花がちらりと顔を覗かせている。

あまりの寒さに手振れしているのが、いと可笑し(笑)

 

開創されて650年(?多分)経つ今も、

人々はこの丸窓から見る景色で心を癒され魅了され続けているのですね。

それぞれどんな思いで、この「悟りの窓」を眺めているのでしょうかね。

 

訪れる場所は、

誰と一緒に来たかで

その趣も変わる。

 

後になって思い出す時、

その時の感情が被さってくるものだから。

 

北鎌倉には

人の思いを優しく包み込む空気が流れている。

昔からよく歌の歌詞にも出てくる場所ですしね。

 

一緒に行った友達が

さだまさしの「縁切り寺」のフレーズ

♪ 源氏山から~北鎌倉へ~♪を口ずさんでいた。

彼女も遠き昔を思い出したのだろうか・・・

 

 

円覚寺の茶房入り口に

こんな憎いご案内・・・

こういうさりげない椿1輪、そそられますね

 

 

途中で会った丸々太った猫ちゃんも

急な雪に

「なんだ なんだこれは~早く帰らなくちゃ~ニャン」と

足早に通り過ぎていきます。

 

 

お外にいたけど、きっと幸せな猫ちゃんなんだなと安心して見送りました。