(2)
ある日、村で騒ぎが起こっていた。
国の役人から、国じゅうの村の
村長(むらおさ) たちに呼び出しが
あった。
帰って来た村長の話によると、他国
の村々が盗賊団に襲われて、家畜や
食糧が盗まれたということだった。
村長は立札を立てて、村人に気を
つけるように注意した。
一方 何も知らない千太郎は、昼飯
を食べると、いつものように
ブラブラと森に入って行った。
千太郎は、長いことこういう生活を
しているうちに、森の野生動物と
言葉を超えた能力で、意志が通じ
合うようになっていたのだ。
森の動物たちが伝えて言うには、
たくさんの人間が森の方へ近づいて
来ていると言うのだ。
( つづく )
作:大人コナン