小説「 かげ村の公太 」# 6 作品NO,101 | 短編小説*詩・童話・創作文学の奇跡

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(朝の目覚め) ZARD Portfolio
1 Good-bye My Loneliness … 4 負けないで このあたりで、ベッドから起きる。 映像があって、あの声だから、あの顔を見ようと目が開くのでした。

 昔話・絵本の部


「 かげ村の公太 」   #6 


公太のそばに小さな女の子が

くっついて来て、

「 公ちゃん、さよも 泊まっていい 」

と聞いて来た。

公太は「 うん、お母はんに言うとき 」

さよは、

公太の家から一番近い農家の

娘で、にぎりめしや おかずを走って

届けに来てくれる。


さよの家には、

男がいないせいめもあって、

公太を兄のように慕っている。


さよは、自分が起きた時間が朝で、

すぐに、公太を起こすのが、

自分の役目だと思い込んでいるのだ。 

さよは、家に飛び込んでくると、

公太の布団の周りをぐるぐる回って、

起こすのである。

おばぁは、とっくに畑だから、

公太が起きたら、さよは、持って

来たにぎりめしを、自分も一緒に

食べて、また帰っていく。



公太も、さよのことは、妹のようで

可愛いくて仕方ない。

さよが病気になると、都の医者まで、

おぶって山を越えて、連れて行って

やるほどだ。




今夜は、男は練武場の仲間3人が、

泊まってやることが決まっている。

俺たちが起きとくから、さよは、

布団敷いて眠れ。

公太も、一緒に休め。

明日は都から偉い方が来られるから。



さよは、嬉しくて、部屋の中を

ぐるぐる回り始めた。



村人たちは、引き揚げていった。

部屋はロウソクで明るいが、

さよが、いっそう明かるくしている。








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