【以下ニュースソース引用】
じつは「ウソに騙されやすい人」には、残念な共通点があった…!頭のいい人がやっている「情報に惑わされない」凄い回避法
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人間は自分の頭の中にない情報、例えばUFO(地球外生物による宇宙船)のように常識から大きく逸脱した情報が入ってくると不安になってしまう。
そこで、UFOの存在自体を全否定してしまうのだ。
人間の脳には大きな欠陥がいくつかある。
その1つが「自分の頭の中にある情報から判断する」というもので、そういった脳からは、たとえばUFOの存在は全否定されることになる。
また「本能を抑えて利己的になる」という欠点もある。
大脳新皮質の発達で本能を上回ったために「自分よがり」になってしまったのだ。
それが夫婦の不和や親子間の諍(いさか)いを生んでいる、と工学博士の武田邦彦氏は言う。
人間が「悩んだり」「苦しんだり」するワケ
人間の脳は、「大脳」「脳幹」「小脳」に分けられます。
脳は身体の活動のほとんどを制御し、感覚器から受け取った情報の処理・統合・調整、身体の各部位へどのような指令を送るかの決定、といった役割をつかさどります。
この人間の脳の中で、とくに注目したいのが「大脳新皮質」と「大脳辺縁系」です。
大脳新皮質は、大脳の表面を占める皮質構造のうち進化的に新しい部分です。
合理的で分析的な思考や言語機能をつかさどります。
いわゆる下等生物では小さく、高等生物は大きい傾向があります。
人間の脳では、中脳や間脳などを覆うほどの大きさを占めています。
大脳辺縁系は、大脳の奥深くに存在する尾状核、被殻からなる大脳基底核の外側をとりまくようにあり、情動の表出、意欲、そして記憶や自律神経活動に関与している複数の構造物の総称です。
生命維持や本能行動、情動行動にも関与しています。
人間の大脳新皮質は、他の動物とは大きく違っています。
動物のほうはつくりが雑になっていますが、人間の場合は層の状態になっていて、総合的なこと、個別的な処理をするところなどが厳密に決まっています。
大脳新皮質の役割は、ものを知覚したり、運動を制御したり、計算や推理をしたりするなどまさに「知性」をつかさどるといっていい器官です。
この大脳新皮質が発達したことにより、人間は道具や言語を自由にあやつることができるようになりました。
生まれたばかりの赤ちゃんの大脳新皮質は真っ新です。
それが成長するにつれ、どういう環境にいたか、何を勉強したかなどによって脳情報を蓄積していくのです。
本来、大脳新皮質は動物に恩恵をもたらすためにあるのですが、逆にストレスを生み出すこともあります。大脳新皮質がほとんどないヘビやトカゲは悩むことはありませんから、自らの脳がつくり出す精神的なストレスもありません。
ところが人間は、発達した大脳新皮質があるばかりにいろいろなことに悩み苦しみ、それ自体がストレスとなって、うつや自律神経失調症になる場合もあるのです。
その他にも、大脳新皮質にはいくつかの欠陥があります。
欠陥のひとつに「自分の頭の中にある情報から判断する」ということがあります。
人間は必ず見たものや知ったものを、自分の頭の中にある情報から判断するのです。
…つづきの<じつは「もっともらしい正論」を語る人ほど《情報弱者》の可能性が判明…!彼らに共通する《脳のバグ》の正体>では、その脳が引き起こす欠陥をUFOの存在をたとえに解説します。
武田 邦彦
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