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いざというときの入院準備、何が必要?12点のアイテムで「備えあれば憂いなし」

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婦人公論.jp

(写真はイメージ。提供◎photoAC)

 

人生100年時代、現役世代を駆け抜けた後はどのように過ごせばいいのでしょうか。

 

精神科医の保坂隆先生いわく、人生後期は無理をせず「ほどほど」をキーワードに過ごすことが大切とのこと。

 

『精神科医が教える 人生を楽しむ ほどほど老後術』より、日常生活を元気で楽しく暮らすための知識をご紹介します。

 

 * * * * * * *

 

 ◆病気になるリスクと向き合う

 

 「四十、五十は洟垂(はなた)れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら、百まで待てと追い返せ」 これは、日本経済の礎をつくった実業家・渋沢栄一の言葉です。

 

 彼が活躍した時代の男性の平均寿命は43歳にも届きませんでしたから、当時としてはかなり大胆な言葉で、最近になってようやく現実味を帯びてきたような気がします。

 

 しかし、いくら働き盛りといっても、年を重ねればその分、体のあちこちに具合のよくないところがあらわれるのは当然。

 

病気になるリスクは現役時代よりも確実に高くなっています。

 

 「そんなことは考えたくもない」という人がほとんどでしょうが、私はいざというときのために「入院用バッグ」を準備しておくことをすすめています。

 

 

◆入院用バッグの必要性

 

 急に入院することになっても、「パジャマや下着はどうしよう」「現金はどのくらい必要なのだろう」「筆記用具もいるかな」「タオルは? 洗面道具は?」などといった細かいことに気を取られずにすむでしょう。

 

「備えあれば憂いなし」という言葉のとおりです。

 

 家族と同居していても、急な入院となればあわててしまうかもしれません。

 

病状によっては、遠くの総合病院へ入院ということもあります。

 

 「あれがない、これも足りない」と、遠くの病院と自宅を行き来するのは、体力的にも時間的にも金銭的にも大きな負担になります。

 

 その点、あらかじめ余裕のあるときに病院へ持っていく必需品や私物をきちんと準備しておけば、それ一つを持って出られます。

 

 家族に対しても「※※に置いてある入院用バッグを持ってきてほしい」と、一言ですみます。

 

 

 

(写真提供◎photoAC)

 

◆入院する際に、持参するべきもの

 

 病院によって持参すべきものは異なりますが、基本的には次のようなものです。

 

 ●印鑑……入院申込書や誓約書に捺印が求められる場合があります。三文判で十分。

 

 ●健康保険証……とりあえずコピーでも大丈夫。

 

 ●現金……入院保証金や当座の経費として10万円程度。

 

 ●寝間着やパジャマ……自分の体に合ったものを入れておけば、病院のベッドでも快適に過ごせます。

 

病院によってはパジャマが用意されていることもあります。

 

 ●ガウンやカーディガンなど……ベッドから起き上がれるようになったときに必要。寒い時期の入院には欠かせません。

 

 ●下着類……念のため、3セットほど。

 

 ●洗面用具……石けん、シャンプー類、歯ブラシ、歯磨き粉、コップ、洗面器など。

 

 ●入れ歯の手入れ具……入れ歯を使用している人の場合。

 

 ●ティッシュペーパー……あると便利。

 

ウェットティッシュもなにかと役に立ちます。

 

 ●タオル類……フェイスタオルを3枚、バスタオルを3枚程度。

 

 ●ビニール……洗濯物や汚れ物を入れるために数枚。

 

 ●筆記用具……意外に忘れがち。メガネも必要です。

 

 お気づきでしょうが、これらの物は、「家を離れたときに必要な身のまわりのもの」で、たとえば、台風や地震などの自然災害に遭ったときには「非常用持ち出し袋」として、その多くが流用できます。

 

保坂隆

 

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