【以下ニュースソース引用】

まさかHSPは適応障害になりやすい!?2つのリスクについて解説!

精神科医しょう  精神科医/メンタルドクター

 

 

 

こんにちは、精神科医しょうです。

 

条件が良い仕事や興味のある業界で働いてみたく転職を考えたときに、HSP気質を持つ人の中には適応障害を起こしたことがあると「でもまた適応障害が出たらどうしよう…」と悩み行動に移せない人も少なくないですよね・・・。

 

いま働いている仕事を変えれば環境も変わることになるので、緊張しやすい気質の人に転職は「向かないのでは?」との見方も一理あります。

 

繊細なあなたは仕事・職場を変えない方が良いのかと言えば、そうではないので今回は安全に転職するために役立つ対策や注意点など解説していきます!

 

HSPは適応障害リスクが高い2つの理由について

 

HSP気質の人は転職を含めて何か変化があると、適応障害になるリスクが高いのはなぜなのでしょうか?

 

心の病気にかかる不安があるのは感覚の強さ、ストレスの受けやすさが大きな要因です。

 

①環境変化に苦手意識がある

自分が長く身を置くことになる場所の環境が変わってしまうことに、本質的な苦手意識が備わっています。

 

あなたは過去に経験した引っ越し・進学・就職の場面の中で、新しく変わった周りの状況に慣れるまでにかなりの時間がかかってはいなかったでしょうか?

 

五感が非常に鋭いので環境が変化した実感は周りにいる人たちが変わったという他にも、場所の空気・匂い・光の細かい部分にまで及んでしまうのです。

 

環境が変われば感覚に引っかかるところが多く必ず居心地の悪さを感じるため、意識の部分で「周りが変わるのは嫌だな」と苦手に思ってしまっています。

 

②刺激を受けやすく負担がある

自分を取り巻く環境が変わった中で過ごせば常に全ての感覚に刺激があり、心も体も疲労してしまうなどかなりの負担がかかりストレスが溜まりやすいです。

 

ストレスのせいで気持ちが落ち着かない・食欲がない・眠れない、悪循環の流れで心身の状態がますます悪くなり精神的に追い詰められてしまいます。

 

周りの状況の変化が負担の原因となれば、心の病気として適応障害を発症しやすいのです。

 

「いまいる場所に馴染めない」がストレスの元であるので、その場所に行きたくない・逃げたい気持ちが強く自分が居心地の悪い環境を心が拒否してしまうのかもしれません。

 

リスクがあってもHSPに転職はメリットがある

 

環境の変化に対処しにくく適応障害にかかるリスクがあるとしても、HSP気質の人が転職に挑戦するのは決して悪いことではありません。

 

新しい場所に飛び込む思い切った行動であなたが活躍できる場所、自分を肯定できる要素を増やせるメリットもあるのです。

 

自分に最適な職場に出会える

職場の雰囲気は会社によって千差万別なので転職することによって、「働きやすい!」と感じる自分に最適な職場に出会えるチャンスもあります。

 

聴覚に響く雑音や大きなしゃべり声がない心が落ち着く職場、分からないことがあれば気軽に質問できる人間関係が穏やかな職場などとご縁が持てるかもしれないです。

 

あなたがいま働いている職場がHSP気質には負担が大きいところなら、仕事を変えて新しい職場に移ることを考えてみてはいかがでしょうか。

 

必ず自分に合う職場が見つかるとは言い切れませんが、働く場所はあなたが長く過ごす場所なので最適な環境である方が望ましいです。

 

スキルアップで自信がつく

あなたの転職したい理由が「スキルアップをしたい」などのものであれば、新しい職場で知識を学び実際にスキルアップすることで自信をつけられます。

 

HSP気質は自分に自信が持てない傾向があり消極的な部分が目立ちますが、新しいスキルを得てあなたの能力が確実に上がると自信が芽生えるでしょう。

 

自分を認めて自身の可能性を少しでも「ある」と考えられるようになると、繊細な人の多くが持つ「生きづらい」悩みも改善されやすいです。

 

仕事のスキルアップは自分でも結果として分かる要素なので、自信を獲得するための手段としておすすめです。

 

適応障害リスクを減らし転職するには専門家に相談も選択肢

 

HSP気質の人が適応障害リスクを減らして良い職場を見つけるには、転職エージェントサービスを利用して専門家経由で探すことも選択肢の一つ。

 

合わない転職だと長続きしない

自分で色々と調べて「合う」と感じて入社した職場でも、働き出したら条件・業務・雰囲気などが調べた情報と違い自分には合わなかったということもあり得ます。

 

自分に合わない・働きにくさを感じる転職は長続きしにくいため、再び仕事を探す羽目になってしまい後が大変です。

 

あなた自身で調べることができる情報は個人では限界があるので、 情報不足が関係して合わない職場に当たってしまう危険性があります。

 

エージェントに頼むと良い点

転職活動をサポートするプロのエージェントに頼むと、一般には知られていない情報も持っているので自分の条件と高水準でマッチするものが見つかりやすくなります。

 

プロの目線で会社の雰囲気を正確に見抜いているので、プロ経由の方があなたに最も合う職場に出会えるチャンスが高いです。

 

エージェントサービスが入った転職は内定後もフォローがあり、職場のことで悩みがあれば間に入ってサポートしてくれます。

 

無事転職できてもストレスは多少あると覚悟を

あなたが無事に自分に合う働きやすい職場に転職できても、新しい場所でのスタートにストレスが多少あるのは必然なのでその点は覚悟しておきましょう。

 

新しい職場に転職したら緊張感は必ずあるものであり、条件や雰囲気がマッチしたとして緊張感から来るストレスにうまく対処できないと適応障害リスクは高まります。

 

仕事では無理に頑張りすぎないようにしながら、1日のどこかで心身を休ませる時間を持つなど自分なりに工夫することが必要です。

 

慣れるまでのストレスを休養で解消して、あなたのペースで職場に慣れていきましょう。

 

まとめ

 

転職はあなたを取り巻く環境が大きく変わることになるので、周りの変化に対応するのに苦労するHSP気質の人には負担となり適応障害リスクは高いと言えるでしょう。

 

チャレンジすることで得られるメリットも大きくあり、転職したいと真剣に考えているなら行動に移してみることをおすすめします。

 

適応障害リスクはエージェントサービスを利用する、転職から来るストレスを上手に解消するなどで対策が可能です。

 

「繊細気質な自分に転職は無理?向かない?」と悩んだときは、この記事を参考に前向きに考えてみてください。

 

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

 

あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?

 

「他人の顔色ばかりみてクタクタ」

 

「自分の意思で生きられない」

 

「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」

 

そんな他人軸に悩むあなたは私のブログ(外部リンク)をチェックしてくださいね。

 

あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを応援しています♪

 

記事に関する報告

精神科医しょう 

 

精神科医/メンタルドクター

 

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

精神科医しょうの最近の記事

  • 自己肯定感を上げられないHSPが「するべき事」とは!?

  • まさかHSPが適応障害になったらすべきこととは!?

  • HSPが抱える3つのコンプレックスについて!脱却するには捉え方を…

  • 人間関係を頻回にゼロにする「人間関係リセット症候群」とは!?