【以下ニュースソース引用】
遊び道具も積めて、生活もできる! 欧州製トイホーラーに新顔登場「Cuber」
![](https://www.asahicom.jp/and/data/wp-content/uploads/2024/03/d94ee64b6a82f51b331edbd05fa54c95.jpg)
![渡部竜生](https://www.asahicom.jp/and/data/wp-content/uploads/2019/02/MG_7251.jpg)
キャンピングカージャーナリスト
会社員からフリーライターに転身後、キャンピングカーに出会ってこの道へ。専門誌への執筆のほか、セミ …
釣りやネイチャーフォト撮影など、趣味のベース基地としても活躍するのがキャンピングカー。
釣り道具やカメラ、スキー用品・スノーボードなど、さまざまな遊び道具を詰め込んで出かける人も多いでしょう。
自転車程度なら無理なく車内に積むこともできます。
が、オートバイやレーシングカートといった“大物”となると、話は別。大きさもさることながら重量もありますし、積み下ろしのことを考えても、居住スペースと同じ空間に積むには無理があります。
そんな場合、一つの解決方法としてはトレーラーという選択肢があります。
私自身、バイクレースにハマっていた頃は、キャンピングカーでバイクトレーラーを牽(ひ)いてサーキット通いをしていたものです。
ただしこれは、私のキャンピングカーが自走タイプだったからできたことです。
乗用車では寝泊まりする場所が確保できません。
お持ちのキャンピングカーがトレーラーだった場合(法律上、総全長25mまでならトレーラー2台を牽引〈けんいん〉することは可能ですがあまり現実的とはいえません)、積めて寝られるトレーラーが必要、ということになります。
![遊び道具も積めて、生活もできる! 欧州製トイホーラーに新顔登場「Cuber」](https://www.asahicom.jp/and/data/wp-content/uploads/2024/03/96c0ea6377563b9d5339158d7c6d5a97.jpg)
アメリカにはToy hauler(トイホーラー)=オモチャ運搬という、遊び道具も積めて生活もできるキャンピングトレーラー(一部自走タイプもあります)のジャンルがあります。
が、残念なことにサイズの関係で日本にはほとんど輸入されていません。
以前、ヨーロッパ製トイホーラーをご紹介しました(積載と宿泊の満足度を両立したトレーラー「Sports&Fun 480QL」)が今回ご紹介するのも、ドイツ製のトイホーラー「Cuber」です。
ビルダーはドイツのNI-KO GmbH。
輸入・販売はトーザイアテオ(埼玉県鶴ヶ島市)です。
堅牢な造りと使い勝手の良さを両立
Cuberの名の通り、外観は四角い箱(キューブ=Cube)そのもの。ボディも一般的なFRPではなく、鋼板が使われています。
シャシーはヨーロッパ製トレーラーの定番、AL-KOの最大許容荷重1500㎏を使用。
車体重量が1100㎏なので、400㎏ほどの積載能力があることになります。
バイクやカート程度の「おもちゃ」の収容・運搬を想定していますから、積み下ろしも考えられています。
リアが跳ね上げ式の大きなハッチになっていて、フロア下には頑丈なラダーレール(オプション)を収納。
大型バイクの搭載なども楽に行えます。
また、このラダーがテーブルとベンチにもなるという、キャンピングカーらしい「兼用アイデア」も。
![遊び道具も積めて、生活もできる! 欧州製トイホーラーに新顔登場「Cuber」](https://www.asahicom.jp/and/data/wp-content/uploads/2024/03/376f8d2669f2f3c24b1803174d700f18.jpg)
![遊び道具も積めて、生活もできる! 欧州製トイホーラーに新顔登場「Cuber」](https://www.asahicom.jp/and/data/wp-content/uploads/2024/03/8cd1e3ed808fe0f4acd7b49467cceb07.jpg)
両サイドとテールゲートには窓が。
さらに天窓も装備されているので、採光も十分です。大きく開くテールゲートにも網戸が備わっていますから、開放感を味わうこともできつつ、夏の暑い時期、風通しよく使うことができます。
輸入される商品は完全日本対応で、すべてが左エントランス、というところも歓迎すべき点でしょう。
![遊び道具も積めて、生活もできる! 欧州製トイホーラーに新顔登場「Cuber」](https://www.asahicom.jp/and/data/wp-content/uploads/2024/03/7dc2518cc320a18fd874cbcc8f53e3bb.jpg)
モデルは2種類 「アドベンチャー」「アドベンチャー・オフロード」
Cuberには2モデルありますが、サイズはどちらも全長5250㎜×全幅2050㎜×全高2570㎜で共通。
レイアウトとシャシーのセッティングが違います。
その2モデルとは「アドベンチャー」と「アドベンチャー・オフロード」。
![遊び道具も積めて、生活もできる! 欧州製トイホーラーに新顔登場「Cuber」](https://www.asahicom.jp/and/data/wp-content/uploads/2024/03/48cc6d4afed50160e5e9b6327f9cd5a4.jpg)
どちらも居室前部にコンパクトなキッチンとマルチルームを設けています。
設備はシンク(給水30L排水19L)、熱源としてカセットコンロ、70L冷蔵庫を標準装備。
ではどこが違うかというと、「アドベンチャー」は右サイドと後端でL字型にシングルベッドを配置。
加えて電動プルダウンベッドを備え、就寝定員は4人を確保しています。
一方「アドベンチャー・オフロード」は右サイドにシングルベッドと電動プルダウンベッドを備えて就寝定員は3人。
オフロードの名にふさわしく100㎜ほど、最低地上高が高く設定してあります。
![遊び道具も積めて、生活もできる! 欧州製トイホーラーに新顔登場「Cuber」](https://www.asahicom.jp/and/data/wp-content/uploads/2024/03/589ee7079e9d4fbddee7b26eba0d2c3a.jpg)
どちらもFFヒーターや家庭用エアコンはオプションですが、自分の遊び方に合わせてスタイルが造りやすいとも言えます。
バイクやカートを駆使して、思い切り遊びたい大人のためのおもちゃ箱。それがトイホーラーです。
万人向けの商品ではないかもしれませんが、400kgまで荷物が積めるのですから、バイクやカートに限らず、あらゆる遊びに対応させるのも、アイデア次第。
車両総重量は最大で1500㎏にもなるので、引くには大型のSUVなどが必要ですが、そこも含めて、アクティブに遊びたい人には魅力的な一台といえるでしょう。