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五月病とうまく付き合うコツ「ベスト3」。趣味、運動、あと一つは?

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ダイヤモンド・オンライン

Photo: Adobe Stock

 

 五月病とうまく付き合うコツ「ベスト3」。

 

趣味、運動、あと一つは…。

 

 そう語るのは、これまでネット上で若者を中心に1万人以上の悩みを解決してきた精神科医・いっちー氏だ。

 

「モヤモヤがなくなった」「イライラの対処法がわかった」など、感情のコントロール方法をまとめた『頭んなか「メンヘラなとき」があります。』では、どうすればめんどくさい自分を変えられるかを詳しく説明している。

 

この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、考え方次第でラクになれる方法を解説する。

 

(構成/種岡 健)

 

 ● 五月病とは何か?

 

  ゴールデンウィークが終わると、新しい生活に慣れようと頑張っていた人たちが、少し疲れてしまうことがよくあります。

 

  このような状態のことを「五月病」と呼ぶことがあります。

 

  この五月病とは正式な病名ではありませんが、新しい学校や職場、引っ越しなどで環境が変わり、心や体に負担がかかる「五月」という時期に体調を崩す人が多いことから、「五月病」という名前で呼ばれています。

 

  五月病の原因は、新しい環境にうまく馴染めなかったり、心に余裕がなくなったりすることにあります。

 

  症状としては、やる気が出ない、食欲が落ちる、学校や会社に行くのが億劫になるといったものが現れます。

 

  これらの症状は、適応障害やうつ病の症状にとても似ているため、よく誤解されることがありますが、ほんとうに病気なのかどうか気持ちに耳を傾けることが大切になります。

 

  新しい仕事が始まったばかりの新入社員や、人事異動で新しい役職に就いた人、大学に進学したばかりの新入生などは、新しい環境に適応しようと頑張りすぎてしまうことがあります。

 

  ゴールデンウィークの間にリラックスした後、再び日常生活に戻ると、そのギャップに戸惑いを感じることもあるでしょう。

 

  そのような、変化に負担を感じている人はちょっと耳を傾けてみてください。

 

 ● 五月病は誰にでも起こり得る

 

  そんな五月病は、本当に誰でも経験する可能性があるものです。

 

  とくに、結婚や転職など、大きなライフイベントの変化があった人や、自分に厳しすぎて「怠けているだけ」と思っちゃう人、新しいグループになじむなど人間関係の構築に苦手意識が強い人は、少し注意が必要かもしれません。

 

  逆に、うまくストレスを溜め込まず、解消できる人は五月病になりにくいと言われています。

 

  たとえば、普段からストレスを上手に発散できる趣味を持っている人や、気軽に話せる友人がいる人は、心のバランスを保ちやすいです。

 

  そのため、自分の性格や生活環境を見直して、五月病にならないように工夫することが重要です。

 

 ● 五月病を予防するには?

 

  五月病を予防するためには、日々の小さな楽しみを大切にしたり、ストレスを溜め込まないような工夫が大切になります。

 

  趣味の時間を持ったり、友人とおしゃべりしたり、自分に合ったリラックス方法を見つけることが、心の余裕を作り出します。

 

  たとえば、好きな音楽を聴いたり、映画を観たりするのも良い方法です。

 

  スポーツや運動をすることで、体を動かし、リフレッシュすることも効果的です。

 

  さらに、「笑うこと」は五月病の予防としても、身体の負担を減らすためにも効果的だと言われます。

 

  普段から笑いのある生活を心がけると、気持ちも明るく、五月病の予防につながります。

 

  友人や家族と一緒に過ごす時間を増やして、楽しい時間を共有したり、ペットと遊んだり、自然の中で過ごす時間を持つなど、普段しないような「癒しのためのチャレンジ」が五月病の治療へとつながってくれるでしょう。

 

  心の健康は体の健康と同じくらい大切です。

 

  自分自身を大切にし、無理をせず、楽しい毎日を送るために、自分に合った方法でリフレッシュしてください。

 

  五月病を防ぐためには、自分の気持ちに素直になり、ストレスをため込まない生活を心がけることが大切です。

 

 これからも、自分を大切にし、健康で楽しい毎日を過ごしていきましょう。

 

 (本稿は、『 頭んなか「メンヘラなとき」があります。』 の著者・精神科医いっちー氏が特別に書き下ろしたものです。)

 

 精神科医いっちー 本名:一林大基(いちばやし・たいき)

 

 世界初のバーチャル精神科医として活動する精神科医 1987年生まれ。昭和大学附属烏山病院精神科救急病棟にて勤務、論文を多数執筆する。SNSで情報発信をおこないながら「質問箱」にて1万件を超える質問に答え、総フォロワー数は6万人を超える。「少し病んでいるけれど誰にも相談できない」という悩みをメインに、特にSNSをよく利用する多感な時期の10~20代の若者への情報発信と支援をおこなうことで、多くの反響を得ている。「AERA」への取材に協力やNHKの番組出演などもある。

 

精神科医いっちー

 

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