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「五月病」に注意…症状悪化で『うつ病』になる可能性も 専門家「風通しの良い職場づくりが一番大事」
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ゴールデンウィーク明けに注意が必要なのが「五月病」です。
その症状と対策について専門家に聞きました。
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■うつ病に発展することも
最大10連休だったゴールデンウィーク明けのこの時期、体や心の疲れを感じる人が少なくありません。
(街の人)
「ゴールデンウィーク終わってだるい」
「精神的にはきつくなるかなと思います。戻ってきたら頑張らないととよく話します」
そして注意したいのが「五月病」です。
「五月病」とは、大型連休明けのタイミングでやる気や集中力が低下したり、心身に不調があらわれたりするなど無気力な状態になることです。
心身の不調はすぐに回復する人もいますが、中には新生活により気分の落ち込みや睡眠障害が表面化し、「五月病」になってしまうケースも。
仲宗根病院 松下裕貴院長: 「新しい環境に適応できないというところで、みなさん調子を崩される。
精神科では適応障害という病名になります」 20代から50代までの働く男女1200人を対象にした民間のアンケートによりますと、五月病になったと感じたことがある人の割合は55.6%と半数以上でした。
子どもから大人まで、どの年代にも起こりえるという「五月病」。
専門医はうつ病に発展する可能性も指摘します。
仲宗根病院 松下裕貴院長: 「環境が改善せずに苦しい状況が続くと、どんどん悪くなってうつ病に発展することが十分あり得ます」
■相談しやすい職場づくり必要
従業員の心のケアに力を入れている企業もあります。
大分県内で電気工事などを行う大和電業社では、長期休み明けには上司による面談を実施。
異変に気付く仕組みを整えています。
(新入社員)
「こうやって面談していただいてフラットに話していただけるのでありがたいです」
大和電業社総務部 丹羽宏成: 「上司が個人のことを大事に思っていると伝えてあげるのはマネジメントのかなり重要な要素のひとつだと思う。
この面談をもっと上を目指せると思ってもらえるようなきっかけにしてほしい」
こうした会社内でのサポートについて、労働者の健康維持に取り組む産業医は、相談しやすい職場づくりが必要と指摘します。
伊藤内科医院 伊藤彰院長: 「ストレスからくるメンタルの障害がかなり言われるようになった。
職場に不安があるときに相談に乗ってくれる同僚や先輩がいるというのが一番大きいので風通しの良い職場づくりが一番大事です」
誰にでも起こりうる環境変化による体の不調は、深刻化する前に相談することが大切です。
大分放送
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