【以下ニュースソース引用】

人一倍繊細なHSPは自律神経失調症に注意!自律神経を整えて体調をコントロールする方法

精神科医しょう    精神科医/メンタルドクター

 

 

 

こんにちは、精神科医しょうです。

 

「目覚めがスッキリしないことが増えた」「身体が疲れやすい」「倦怠感が続いている」というような身体の不調に悩んでいませんか?

 

病気でもないのに身体の不調が続いている場合は、自律神経失調症を引き起こしている可能性があります。

 

神経が過敏で細やかな気質を持っているHSPはストレスが溜まりやすく、自律神経失調症を発症するリスクが高いと言われているのをご存じでしょうか。

 

今回は、自律神経の働きや自律神経失調症の原因、HSPの人が自律神経を整えて体調をコントロールする方法を紹介します。

 

交感神経と副交感神経の働きとは

 

体温維持や消化活動、血管の循環などを司り、生命の働きに欠かせない神経を自律神経といいます。

 

自律神経は、交感神経と副交感神経という二つの神経から成り立っています。

 

交感神経は活動時に優位になる神経で、副交感神経は身体を休めたりリラックスしたりするときに優位になる神経です。

 

この二つの神経が身体の状態に合わせてバランスよく切り替わることで、人間の身体は活動することができています。

 

自律神経が乱れる原因

自律神経は日中に交感神経を働かせて、夜に副交感神経に切り替えることが望ましいリズムだと言われています。

 

しかし、ストレスの溜め込みすぎや昼夜逆転、偏食などの不規則な生活を続けていると自律神経のバランスが崩れ、スムーズな切り替えができなくなってしまう恐れがあります。

 

寝ても疲れが取れなくなり、日中に頭がぼーっとしたり集中力の低下が起きたりするなど、生活に支障が出てくる可能性があります。

 

また、仕事でのプレッシャーや残業、過労などでストレスが蓄積すると、交感神経が過剰になりすぎてしまい不調に繋がる恐れがあるので、十分な休養と適度にストレス解消することが大切です。

 

自律神経失調症の症状

自律神経失調症にはさまざまな症状があり、人によって症状の強さや現れ方は変わります。

 

精神的な症状と身体的な症状について、下記で紹介します。

 

精神的な症状


・イライラ、焦燥感、涙もろくなる


・意欲の低下、集中力の低下


・寝つきが悪くなる


・不安感、憂うつな気分


・緊張や興奮を感じやすい


・ストレスを受けやすい

身体的な症状


・倦怠感、微熱


・肩こり、頭痛、筋肉痛


・めまい、耳鳴り


・発汗


・食欲不振


・便秘、胃の不調

 

HSPが自律神経を整えて体調をコントロールする方法

自律神経を整える食生活をする

腸内環境を改善することは、自律神経を整えることにも繋がります。

 

とくに水溶性の食物繊維や発酵食品、タンパク質、トリプトファン、ビタミンB6、ビタミンCをバランスよく摂取するようにしましょう。

 

その中でもトリプトファンは必須アミノ酸の一つで、精神を安定させるための栄養素として重要だと言われています。

 

トリプトファンは牛乳やチーズ、大豆製品、卵、肉などに多く含まれているので、食事をとる際に意識してみると良いかもしれません。

 

一方で炭水化物や塩分、糖分の摂りすぎは自律神経の乱れを引き起こすことがあるので、量に気をつけて食べるようにしましょう。

 

また、カフェインは神経を興奮させる物質が入っているため、過剰に摂取すると不眠に繋がる恐れがあります。

 

夕方以降はカフェインを控えるなど、自分でルールを決めて飲むようにしましょう。

 

血流をよくする

血流が悪くなると冷えやむくみ、疲れなどさまざまな身体の不調を引き起こしてしまいます。

 

身体を温めたり、姿勢を意識したりすることで血流をよくすることが可能なので試してみましょう。

 

血流をよくするためには以下のような方法が効果的です。

 

・姿勢をよくする


・入浴、足湯などで身体を温める


・身体の中心部をカイロで温める


・靴下やルームシューズなどで足を温める


・ホットタオルで首筋を温める


・温かい飲み物を飲む


・ストレッチや軽い運動をする


・マッサージや手足のツボを押す

 

首には太い血管が通っているので、首筋を温めると肩こりや血流の働きに効果があると言われています。

 

冷えを感じたときには、ホットタオルやネックウォーマーで温めると良いでしょう。

 

また、温かい飲み物を飲むことで血流がよくなり、さらに胃腸の働きを助けてくれる効果があります。

 

朝や寝る前は白湯を一杯飲むようにすると良いでしょう。

 

なるべく湯に浸かるようにする

肩こりや腰痛、手足の冷えに悩んでいる人は血流が滞っている可能性があるので、なるべくお湯に浸かり全身を温めましょう。

 

39〜40度のぬるめのお湯に15分ほど浸かると良いでしょう。

 

身体が温まることで筋肉のこりが和らぎ、質の良い睡眠に繋がります。

 

お湯の温度が熱すぎると、急激な血圧の変動が起こり身体に負担がかかってしまうため注意してください。

 

まとめ

 

今回は自律神経が乱れる原因や症状の特徴、自律神経を整えて体調をコントロールする方法について紹介しました。

 

自律神経失調症は、普段の生活習慣やストレスが深く関わっています。

 

HSPは繊細な気質によってストレスを抱えやすい傾向があるので、普段から規則正しい生活を心がけて、適度に気分転換することが大切です。

 

生活を改善しても不調が長引く場合は、自律神経以外のところに原因が潜んでいる可能性があるので、無理をせずに早めに医療機関で検査してもらいましょう。

 

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記事に関する報告

精神科医しょう  

 

精神科医/メンタルドクター

 

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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