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仲良くするのは「たった5人」でいい!「幸せ」のために優先すべき人間関係は?【精神科医・樺沢紫苑さん】

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幸せになりたいと願いながらも、睡眠を削って仕事をしたり、家族やパートナーと過ごす時間よりも仕事を優先したり、すぐにスマホを見て脳が疲れてしまったり……そうして、あなたは自ら「幸せ」から遠ざかっていませんか? と問いかけるのは、精神科医の樺沢紫苑先生。

 

  著書『精神科医が教える 幸せの授業 お金・仕事・人間関係・健康 すべてうまくいく』では、頑張れば頑張るほど不幸せになる「幸せ」の勘違いを解きほぐすために、精神医学や脳科学にもとづいた「実用のための幸福術」を樺沢先生が教えてくれます。

 

 「幸せは誰でも同じやり方で確実に手に入れられる」と教える樺沢紫苑先生と、ちょっとお疲れ気味の会社員・ゆかりさんが、授業形式で具体的に「幸せになる方法」を伝える本書から、今回は特別に「人間関係を整えて幸福を手に入れる」授業をお届けします!  

あなたを幸せにする「たった5人」の人たち

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ゆかり:人間関係が人生の幸せに大きな影響を与えるのは、実感としてよくわかるんですが……ぶっちゃけ、人間関係って自分だけでどうにかできないような気もするんですが?

 

 職場ガチャでハズレ引いたらそれまでみたいな。

 

 樺沢先生:もちろん相手のいる問題ですが、だからこそ、半分はゆかりさんが主体的に作り上げることができる、と考えてみてはどうでしょう。

 

  ゆかり:うっ、耳が痛い。

 

つい、相手だけのせいにしてしまいそうな自分がいます……。

 

 樺沢先生:人間関係はつくる努力、育てる努力が必要です。

 

人間関係をスムーズにする術やコミュニケーション術を本などでしっかり学べば、一生使えるスキルになりますよ。

 

  ゆかり:自分でメンテナンスする姿勢が大事なんですね。

 

でも、そうやってみんなに気を遣うのは、疲れちゃいそうだなぁ。

 

 樺沢先生:まあまあ、そんなにがっかりしないで。

 

朗報もありますよ。「みんな」と仲良くする必要はないんです。

 

 ゆかり:え?

 

 どういう意味ですか?

 

 樺沢先生:社会学的な研究から、親しくするのは全ての人間関係のうち、合計5~6人で十分だとわかっているんです。

 

 ゆかり:えっ? たったそれだけでいいんですか?

 

 樺沢先生:時間もエネルギーも有限です。

 

出会う人全てと深く付き合って親しくなるのは不可能。

 

人間関係にも優先順位があるんです。

 

身近な人から優先する 

 

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ゆかり:その優先順位の決め方、ぜひ教えてください!

 

 樺沢先生:簡単ですよ。

 

身近な人を優先するんです。

 

最優先すべきは家族やパートナー、次が友達、最後が職場の人です。

 

その3つからそれぞれ2~3人ずつ、つまり、全体で5~6人くらいと安定した関係が築ければ十分です。

 

  ゆかり:それだけでいいんですね!

 

 私も頑張れそうだぁ。

 

 樺沢先生:重要なのは、家族やパートナーなど、最も身近な人と安定した関係があり、何でも相談できる友人がいることです。

 

もし職場の人間関係がうまくいっていなくても、身近な人との関係で癒やされていれば、たいしたストレスにはなりませんからね。

 

 ゆかり:悩みを相談できる相手の存在って大事なんですね。

 

 樺沢先生:すぐに解決できる悩みばかりではありませんから、誰かに話すことで「ガス抜き」するのは非常に重要です。

 

身近な人と安定した関係があれば、日常的にガス抜きができるので、人生の幸せ度がある程度保たれるというわけです。

 

  ゆかり:職場の愚痴を友達に話すとスッキリするもんなぁ。

 

おしゃべりには素晴らしい効果があるんですね。

 

 樺沢先生:その通りです。

 

他者との交流になるのでオキシトシンも分泌され、二重にメリットがあります。

 

家族や友人は、話を聞くことであなたを支えてくれている大切な人たち。

 

深刻な悩みを抱え続けると、脳疲労で扁桃体が興奮し、周りの人全てが敵に見えてしまうんです。

 

あなたを気づかい、あなたを支えてくれている人は必ずいます!

 

 それを忘れないでください。

 

  ゆかり:追い詰められた人のニュースなんかを見ると、「周りに相談できる人がいなかったのかな」と思うことがありますけど、いても気づけなくなってしまうんだろうな。

 

 樺沢先生:ストレスを溜めすぎると脳疲労や扁桃体の暴走で、自分で自分を追い詰めてしまうことがあるんです。

 

ガス抜きが大事なこと、忘れないでくださいね。

 

   イラスト/ハルペイ 構成/金澤英恵

 

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