【以下ニュースソース引用】

「自分を変えられない」と悲しむ人が絶対持つべき3つの視点

横山信弘     経営コラムニスト

 

(ChatGPT DALL-E 3 にて筆者作成)

 

「自分を変えたい」と思う人は多い。

 

世の中には「自分を変えたい」と考える人はとても多いと。

 

今の自分がイヤで、なんとか変わりたい。けれど、なかなか期待どおりに変わることができない。

 

どうすればいいのだろうかと悩む人だ。

 

私もそういう時期が長くあった。

 

自分を変えるために、本を読んだり、セミナーへ通ったり、メンターに相談したりした。

 

にもかかわらず朝目が覚めると昨日と同じ自分がいることにツライと思う時期が長く続いたのだ。

 

努力はしているものの、いっこうに成果が出ないと苦しくなってくる。

 

私は企業の現場に入って目標を絶対達成させるコンサルタントである。

 

35歳まで、どんな小さな目標をも達成できなかった自分が、今では年間100回以上のセミナーを10年以上続け、24冊の書籍を出せるようになっている。

 

経営する会社の業績は右肩上がりで成長し、10年以上目標を達成し続けている。

 

そんな経験をもとに、今回は「自分を変える」ために知っておくべき一番大切なことについて解説する。

 

ぜひ最後まで読んでもらいたい。

 

■自分を「変える」とはどういうことか?

 

そもそも自分を「変える」とはどういうことなのか、について頭を整理していきたい。

 

整理するために分解してみよう。

 

●何を変えるのか? (対象)
●何に変えるのか? (理想)
●どのように変えるのか? (方法)

 

まず何を変えるのか? と質問されたら「自分」と答える人が大半だろう。

 

しかし「自分」という抽象的なものを対象にしている限り、なかなか思い通りの成果を手に入れることはできない。

 

「もっと勉強ができるようになりたい」と言う子どもを指導するとき、「勉強といってもいろいろあるけれど、算数かな?

 

 国語かな?

 

 漢字を覚えるのが苦手?

 

 複雑な計算問題に接するとできなくなるかな?」などと、当然掘り下げて考えようとする。

 

同じように「自分を変えるといっても、何を変えるのだろう? 具体的には?」と自問自答してみる必要がある。

 

変えるのは自分の「性格」なのか?

 

 「価値観」なのか?

 

 「行動」なのか?

 

 「能力」なのか?

 

「自分」というアイデンティティーを指している限り、対象が具体化されないので、いつまで経っても何をどうしたらいいのか整理できない状態が続いてしまう。これらの対象が特定できたら、

 

「人の輪に入っていけない性格を変えたい」

 

「ネガティブな価値観を変えたい」

 

「すぐに先送りしてしまう行動を変えたい」

 

「もっと流暢に話す能力を身に付けたい」

 

このように、現在の「状態」を修飾語としてくっつけてみる。

 

するとどうだろう? 変えたい対象がハッキリとしてくる。

 

対象がハッキリすると、それをどんな「理想の状態」に変えるのか、がわかりやすくなる。

 

「どの対象をどのような理想の状態にするのか?」がわかれば、あとはその方法を探すだけだ。

 

その道のプロに相談し、チャレンジしてみればいい。

 

<参考記事>

 

【大作】新しい発想ができない人には絶対不可欠!「メタ思考」トレーニング3つのステップ

 

■なぜ自分を「変える」ことが難しいのか?

 

「対象」と「理想」と「方法」。この順番でそれぞれを明らかにしていくことで、自分を変えることができる。

 

あとはやってみるだけだ。

 

しかし簡単ではない。

 

「自分を変えたい」と漠然と考えている人は、思考パターンそのものが漠然としている。

 

したがって、「抽象的な対象を具体化せよ」と言われてもできない。漠然と自分というアイデンティティーを否定し、

 

「今の自分ではない、別の何者かになりたい」

 

と考えているのだ。

 

私は現在、企業の現場に入り、組織営業力を上げて目標を絶対達成させるコンサルティングをしている。

 

35歳までシステムエンジニアであったから、それまで営業などやったことがなかった。

 

講演家になりたいとか、ビジネス書作家、コラムニストになりたいとも思ったことがなかった。

 

職業はシステムエンジニアのままでも良かったのだ。

 

しかし、漠然と、

 

「今の自分ではない、別の何者かになりたい」

 

という強烈な思いは抱き続けていた。ですから10年以上が経ったいま、私は今の私というアイデンティティーに満足している。

 

「あのときの自分ではない、まったく別の者」になっているからだ。

 

ということはつまり、漠然と「自分を変えたい」と考えている人は、対象そのものが漠然としているわけだから、「理想」「あるべき姿」を特定できないと考えればいいのだ。

 

理想は「今とは違う、別の何か」だからだ。

 

ただ、不健全な理想を持つ人はいないから、「今とは違う、別の健全な何か」であればいい。

 

「理想」が「今とは違う、別の健全な何か」でいいなら、「方法」は千差万別。

 

いろいろな方法を模索してみよう。今までやったことのないスポーツをしてみてもいいだろう。

 

語学を習ってもいいし、世界を旅してもいい。付き合う人を変えたり、違う場所に住むこともいい。

 

私のように、まったく違う職業に就いてもいいのだ。

 

自分が変わる「きっかけ」は偶発的に見つかるもの。「きっかけ」というのは、狙い定めて入手できるものではないのだ。

 

「今とは違う、別の健全な何か」になりたいのであれば、「今までやってきたことと違う、別の健全な何か」をやればいいのだ。

 

そうすることで、自分を変えるいろいろな「きっかけ」に出会うことができることだろう。

 

自分を客観視するためには、以下の記事を読んでほしい。

 

「メタ思考」を手に入れることで、ドツボにはまっている自分から抜け出すことができる。

 

<参考記事>

 

【大作】新しい発想ができない人には絶対不可欠!「メタ思考」トレーニング3つのステップ

 

 

記事に関する報告

横山信弘  

 

経営コラムニスト

 

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

 

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横山信弘の書籍紹介

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著者:横山信弘

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