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成功したければ「集中力」を高めよ! 精神科医が挙げる4つのポイント

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オトナンサー

集中力を高めるには?

 

 現代社会では、短時間でさまざまな業務を効率的にこなし、一定の成果を上げることが求められているため、成功するには「集中力」が不可欠といえます。

 

例えば、「5分刻みのスケジュールで週100時間働く」といわれる米国の起業家、イーロン・マスクさんをはじめ、現代社会をけん引する成功者たちには、類まれなる集中力を示すエピソードに事欠きません。

 

  【画像】ビジネスに役立つ! これが「集中力がすべてを解決する」の書影です 

 

 今回は、「情報発信によるメンタル疾患の予防」をビジョンに、YouTubeやメールマガジンなどで情報発信を行う、精神科医で作家の樺沢紫苑さんの著書「集中力がすべてを解決する 精神科医が教える『ゾーン』に入る方法」(樺沢紫苑著、SBクリエイティブ)から、集中力を高める方法について、解説します。

情報過多で集中力が低下しやすい現代社会

 スポーツの世界では「ゾーン」、心理学の世界では「フロー」と呼ばれる「究極の集中状態」をご存じでしょうか。

 

この状態に入ると、圧倒的なパフォーマンスを発揮できるだけでなく、そのプロセスで多幸感に包まれるのです。

 

  成功と幸福を同時に引き寄せる力。それこそが「集中力」だと、樺沢さんは主張します。

 

 「現代は、テクノロジーの進歩によって高い生産性を実現できるようになった一方で、その『副作用』として集中力を手に入れることが難しくなりました。

 

SNSの通知、マルチタスク地獄、睡眠不足で霧がかった思考……。

 

脳のキャパシティーを超える情報やタスク、過度の刺激がデバイスからもたらされる今、私たちの集中力は常に奪われているのです」(樺沢さん)

 

 「現代病とも言えるデジタルデバイスの乱用や情報過多による集中力の低下を防ぐための、科学的根拠に基づいた超実践的アドバイスを提供しましょう。

 

『ゾーン』に入る方法を身に付けることで、日常のストレスや悩みから解放され、あなたの脳の高いポテンシャルを最大限発揮し続けることが可能になります」(同)

 

  集中力を高めるには、次の4つのスキルを身に付けることが重要だと樺沢さんはいいます。

 

 (1)インプットの技術

 

 脳機能「ワーキングメモリ」の活用やタイムマネジメント、効率的な学習方法などで脳のインプットを最大化する。

 

 (2)仕事のスピードと質を高めるための出力の技術

 

 時間管理術やTo Doリストの作成法など、即効で生産性を向上させるためのスキルを身に付け、集中力を高める。

 

 (3)自己洞察力

 

 ポジティブ思考の習慣や雑念の排除、ミスの防止方法など、脳の最高機能を引き出すための内省のテクニックを駆使し、自己洞察力を高める。

 

 (4)脳の効率的な「整理」方法

 

 感情の管理のほか、成功と失敗の整理術、睡眠法など、脳のコンディションを最適化して、長期間にわたってピークパフォーマンスを維持するためのテクニックを身に付ける。

 

精神的な余裕がないと集中力が低下

 樺沢さんには、医師としての業務に追われ、集中力が低かった時期があったといいます。

 

 「30年前の私(28歳)は、精神科医として総合病院に勤務していました。

 

仕事がものすごく忙しい。にもかかわらず、夜10時に仕事が終わったら、たいてい飲みに行くのです。

 

睡眠時間は6時間を切る日も多かった。

 

精神的にも余裕がなく、よく看護師さんとも口論をしていました。

 

今考えると、完全に脳疲労です」(樺沢さん)

 

 「2004年から3年間、米国シカゴのイリノイ大学に留学しました(38歳)。

 

アメリカ人の『自分らしく生きる』という生き方に触発され、『自分のやりたいことをやろう!』と決めました。

 

日本に帰国後、勤務医はやめ、独立起業。

 

樺沢心理学研究所を設立し、『メンタル疾患の予防』をビジョンに掲げ、情報発信と執筆で生計を立てていく決断をしました」(同)

 

  独立当初の樺沢さんは従業員を雇っておらず、「1人社長」の状態だったといいます。

 

試行錯誤し、集中力を高めて効率的に仕事ができれば、収入を増やせることに気が付いたということです。

 

そして、樺沢さんが始めたのは、心を「整える」ことでした。

 

  現在は精神科医だけでなく、作家としても活躍する樺沢さんですが、軌道に乗せるまでにさまざまな苦労があったようです。

 

多くの人は、いきなり大きな果実を得ようとしますが、簡単ではありません。

 

小さな習慣を継続することである程度の改善は見込めるはずです。

 

それを支えるのは「集中力」なのです。

 

コラムニスト、著述家 尾藤克之

 

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