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【精神科医が教える】「死ぬのが怖い」が消えていく“たった1つの方法”

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ダイヤモンド・オンライン

Photo: Adobe Stock

 

 「死ぬのが怖い」が消えていく“たった1つの方法”とは?

 

 42歳でパーキンソン病に侵された精神科医のエッセイが、韓国で売れに売れている。

 

『もし私が人生をやり直せたら』という本だ。

 

「自分をもっと褒めてあげようと思った」「人生に疲れ、温かいアドバイスが欲しいときに読みたい」「限られた時間を、もっと大切にしたい」と共感・絶賛の声が相次ぎ、35万部以上売れているという。

 

 そんなベストセラーエッセイの邦訳が、ついに刊行される。

 

男女問わず、多くの人から共感・絶賛を集める本書の内容とは、いったいどのようなものなのか?

 

 本書の日本語版から抜粋する形で、「人生の限りある時間」の過ごし方について書かれた項目を紹介していく。

 

 ● 「死ぬのが怖い」が消えていく“たった1つの方法”とは?

 

  「近ごろ、生きるってこんなにも幸せなんだと、改めて実感しています。

 

天国って実は、私が今いるここがそうなんじゃないかって感じる時があるほどに」

 

  難治性の肺結核を患い、数年にわたって命の綱渡りをしていたある女性患者の言葉です。

 

出会った当時、彼女の肺の片方はすでに摘出され、残りの片方も結核菌に蝕まれて日々、検査結果にうなだれながら生きていました。

 

うつ症状で私の治療を受けていましたが、私ができることは、彼女の話をただ聞くことだけでした。

 

  そんな彼女が、数ヵ月ぶりに病院にたずねてきたかと思うと、先ほどの言葉に続いて次のように語りました。

 

  「私が生きていることも何もかもが繊細に感じられ、どれも驚きしかありません。

 

すべてに対する感覚がよみがえるようです」 

 

 「呼吸困難の時もありますが、それも私が生きている証拠。

 

何より希望を抱くことができるという事実がどんなに幸せでありがたいことか。

 

この病の苦しみがなかったなら今でものほほんと暮らしていたのでしょう。

 

こんな大きな幸せがあることも知らないままに、ね」

 

  今はもう結核菌も発見されず薬もやめていると言う彼女は、こぼれんばかりの笑顔をふりまいて、むしろ私をあたたかい気持ちにさせてくれました。

 

  そして、死に対する恐怖とどう向き合えばいいのかを考えました。

 

● 「死への恐怖」を克服する“シンプルな習慣” 

 

 彼女の姿からもわかるように、死に対する恐怖を克服する方法とは、大げさなものではなく、まさに人生の刹那の中にあるようです。

 

  今、この瞬間に深く感謝しながら生きること。

 

  そして、いまわの際に手を取って慰め、恐怖を分かち合える人がいてくれるのなら、そしてその人の手に私の人生のバトンを渡すことができるのなら、死は恐れるに足りません。

 

 ● 死は終わりではない

 

  死は一巻の終わりではなく、人生の連続した一部である。

 

  そう受け入れれば、死とは、人生を完成させるための最終過程です。

 

そんなふうに私も静かに死を迎えたい。それが私の最後の願いです。

 

  (本原稿は『私が人生をやり直せたら』から一部抜粋したものです)

 

キム・ヘナム/岡崎暢子

 

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