【以下ニュースソース引用】
運動すると脳が大きくなるってホント?【介護福祉士は見た】介護がいらない老後のヒント
【介護マンガ】夢はるか 介護福祉士
こんにちは!認知症のケアサポーター『夢 はるか』です。
わたしは、デイサービスや訪問介護の現場で15年以上働いている介護福祉士です。
今日は、最近の研究結果や、実際にわたしが介護現場でお会いしたお年寄りから感じた、介護がいらない老後のヒントを、イラストを交えてご紹介したいと思います。
健康状態をバランスよく保つ
若い頃に比べたら、歳をとるにしたがって体力が衰えていくのは仕方がない、むしろ自然なことだといえます。
その衰えのスピードを、なるべくゆるやかにすることが、介護がいらない老後のために必要なことだと考えられています。
また、健康状態をバランスよく保つことも必要です。
認知機能は衰えたものの、並外れた健脚だと、散歩に出かけたまま行方不明になることもあり、家族が常に目を離せないというケースを何度も見てきました。
その反対に、認知機能はほとんど衰えがないのに、体の麻痺のために車椅子で不自由な思いをしているお年寄りも多くおられます。
あなたは頭脳派?体力派?
『若い頃からインドア派で知的な活動が好き。運動はほとんどしない』
という人もいれば、
『とにかくアウトドアで、体を動かすことが好き』
という人もいますね。
インドア派のほうが、知的レベルが高いと思われがちですが、高齢者の場合はそうでもないようです。
運動は脳を育てる
一般的に、脳は加齢により少しずつ小さくなり機能が低下します。
しかし、運動によって脳の老化を防ぐことができます。
運動をすることで脳の血流量が増加し、神経細胞が増えるといわれています。
また、『神経栄養因子』というたんぱく質が増え、脳の容積が増えることもわかっています。
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yoppizumanga/article/01715013/image-1711670883452.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
「頭のいい人ほど、認知症になるのが早い」という俗説があります。
これは、若い頃はインドア派のほうが知的に優位であったのに、高齢になると運動を続けているアウトドア派のほうが、脳の衰えが少ないことに起因しているのかもしれません。
運動は認知機能の向上にも効果がある
さらに運動は、認知機能の低下に影響を与える『うつ症状』を減らしたり。『睡眠』を良好にする効果もあります。
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yoppizumanga/article/01715013/image-1711670908716.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
軽度認知障害(MCI)の高齢者に対して、有酸素運動などの身体活動の促進を検討した研究があります。
それによると、全般的な認知機能だけでなく、複数の課題を行う『実行機能』や『言語』『処理速度』などの向上がみられました 。
75歳以上では『即時記憶(短期的な記憶力)』『推理』にも効果があることがわかりました。
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/yoppizumanga/article/01715013/image-1711670930501.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
運動は、ただ単に体力を維持するだけでなく、脳を育て、その働きを活発にする効果もあるのです。
それ以外にも、運動を通して社会とのつながりが増えたり、目標達成能力が向上するなど、社会心理学的な効果もあるといわれています。
ケガに気をつけながら、積極的に運動を日常生活に取り入れていきたいですね。
参考文献:『頭と体を元気にするMCIハンドブック』 国立研究法人 国立長寿医療研究センター 2022年
介護福祉士
イラストを描くことが好きな介護福祉士が、現場の経験を通して得た認知症や介護の知識を分かりやすい漫画でお届けします。
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