【以下ニュースソース引用】

コロナ後遺症 今どうなっている? 頭痛、睡眠障害、倦怠感、ブレーンフォグ…多い症状は

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読売新聞(ヨミドクター)

教えて!ヨミドック

 病気や健康の疑問に、読売新聞の医療サイトのキャラクター、ヨミドックが答えます。

 

今回のテーマは「コロナ後遺症」です。

 

  【グラフ】新型コロナとインフルエンザ 最新の感染状況

 

 

イメージ

 

  Q  新型コロナウイルスの感染拡大から約4年。後遺症に悩んでいる人もいるよね。 

 

  ヨミドック  世界保健機関(WHO)では、コロナ後遺症について、新型コロナの感染を経験した人で、他の病気で説明がつかない症状が2か月以上続く、と定義しています。

 

感染直後から症状が続く場合も、感染から回復後に不調が出る場合もあります。

 

読売新聞社

 

  Q  どんな症状が多いの?

 

   ヨ  人によって様々です。

 

岡山大学病院は2021年、後遺症の患者向けの外来を開設しました。

 

今年2月末までの約3年間にこの外来を受診した906人を調べたところ、倦怠(けんたい)感が61%で最多でした。

 

頭痛(22%)、睡眠障害(21%)が続き、嗅覚障害や呼吸困難感などを訴える患者もいました。

 

複数の症状を抱える人も少なくありません。

 

   Q  医療機関ではどんな治療をするのかな。

 

   ヨ  時間の経過とともに、症状が緩和すると分かっています。

 

倦怠感には漢方薬、睡眠障害なら必要に応じて睡眠薬を処方するなど、対症療法で症状が落ち着くのを待ちます。

 

  一方、この外来を受診した人の約7%に、糖尿病やリウマチといった、後遺症以外の病気が見つかりました。

 

コロナ感染をきっかけに、元々あった病気の症状が出やすくなり、発見につながる場合もあるので、気になることがあれば医療機関を受診しましょう。

 

   Q  「ブレーンフォグ」という症状も注目されてるね。

 

   ヨ  医学用語ではありませんが、脳に霧がかかったように「頭がボーっとする」状態を指し、生活や仕事に支障が出る場合も多いようです。

 

今のところ、この症状がなぜ起きるかが分からないため、明確な治療法がありません。

 

  そこで、横浜市立大は23年、クラウドファンディングで集めた約600万円の資金などを元に、ブレーンフォグの症状がある約30人の脳を調べる研究を始めました。

 

病態の解明や治療法の発見につなげたいとしています。

 

ヨミドックは読売新聞の医療サイト・ヨミドクターのお医者さんキャラクターです

 

  Q  後遺症の人にはどんな配慮が必要なのかな。

 

   ヨ  倦怠感などの症状は外部から見えにくいので、周囲に「怠けている」と思われて悩み、精神的に不調になるケースも出ています。

 

コロナ後遺症は、感染すれば誰にでも起きる可能性があります。温かく見守りましょう。

 

  (草竹敦紀/取材協力=大塚文男・岡山大教授、高橋琢哉・横浜市立大教授)

 

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