【以下ニュースソース引用】
目指せ「プレバト!!」色鉛筆で超リアルな絵がたった2時間で描けるようになる!?
ミュージシャン
東京・原宿生まれ。1996年ホフディランのVo&Keyとしてデビュー。音楽活動以外にもラジオ・テ …
おひとりさまの流儀、今回は一度行ってみたかった絵画教室。
数々の絵画教室で教えている文画(もんが)先生の「2時間で描ける!色鉛筆だけで超リアルな絵」のレッスンを体験しに行ってきました!
水墨画家の父を持ち、筑波大学芸術専門学群日本画コース卒業の文画先生。
とてもキュートで優しい印象ですが、絵を描いたらすごいんです!
こちらが先生の作品。
なにこの、リアルなりんご!
表面の細かい模様はもちろん、影や光沢感も見事に表現。
色鉛筆だけでこんなリアルな絵が描けるんですね。
そしてみたらしだんご。
なんだこの光沢感!
これもはや、みたらしだんごよりみたらしだんご。
みたらしだんごをそこまで好きじゃない僕でも、これは食べたいって思いますからね。
先生が絵に描いたら、世の中から食べ物の好き嫌いなくなるんじゃない?
にしても、ホントに2時間でこんな絵が描けるようになるんでしょうか?
にわかには信じられません。
食べ物のイラストを描くので、せっかくならこのホフディラン「愛しあって世界は回る」のジャケットのように、りんごとレモンを描いてみようと思います。
持参したりんごとレモン。
これ、描けるのかなあ。
とりあえず、ザ・テレビジョン〜。
やるよねー。
ちゃんと描けなかった時のためにね、このくらいのバラエティー要素は差し込んでおきましょう。
使うのはこちらの色鉛筆。
絵の具を使わないというのも、気軽に挑戦できるポイント。
体験クラスでは道具はすべて貸していただけます。
まずは先生によるデモンストレーションです。
先生 「まずは配置からです。どの角度がいいか、描くものが二つある場合は、前後どのように置くかなども考えましょう」
なるほど、写実のスキル以前の構図のセンスも大事です。
デッサンスタート。
先生 「まずは上下左右のサイズを決めましょう」
素人だといきなり形から描き始めてしまいがちですが、最初にしっかりサイズを考えていくのが大事。
先生 「あと、描く際の姿勢を決めてください。見る角度が変わってしまうと正確に描けません」
そうか、よりリアルに描くためには同じ視点で見続けないといけないのか。
描く以前の心得も、細かくレクチャーしてもらえて勉強になります。
細かい描き方を教えてくれながら、ものの10分でさらさらっと描いていく先生。
この時点ですでにリアルですよ。
基本の描き方を教わったところで、いよいよ実践。
本当に2時間でリアルな絵が描けるのか!?
目指せ「プレバト!!」出演!
まずは配置。
ここからセンスを問われます。
いよいよ描き始めです。
大人になると、なにかを0から学ぶという機会も少ないですから、学生時代に戻ったようでとってもフレッシュな気分です。
この教室ではとにかくリアルに描くのが課題ですから、実物と並べてみてサイズ感などをしっかりと確認。
なんとなくで描き進んではダメです。
影もしっかり描きます。
黒鉛筆でグラデーションを描いたら、ティッシュでこすってさらに影の感じを出します。
影がしっかり描けると、果物の方もさらに立体感が出て、よりリアルに見えてきます。
皆さん真剣そのもの。
短時間ですが、一つのことに集中するというのは精神的にも良さそう。
仕事をリタイアした後に、趣味の絵画として始める人も多いというのもうなずけます。
全体像はなんとなく出来上がってきましたが、ここから塗りつぶしていくのが難関。
同じ黄色でも何色かを使い分けて、凹凸や光の当たり具合を表現していきます。
レモンに対してりんごが少し小さかったんで、先生が修正してサイズ感を直してくれました。
多少ミスしても、先生が軌道修正してくれるので助かります。
レモンの丸みとかもいい感じになってきたんじゃない?
ここまでで1時間くらい、ちょっと自分でも信じられない成長っぷりです。
TシャツとかCDジャケットのデザインはやってますが、リアルな絵とか字はほんとに苦手な僕が、けっこうなとこまで来てますよね?
光沢感を出すために、塗った部分をあえて消しゴムで少し消して、白っぽくします。
白の鉛筆で、さらに光沢を増し増し。
いよいよ完成が近づいてまいりました。
ここまですべて色鉛筆ですが、ここでりんごの表面のブツブツを描くために、白の油性のマーカーで点を描いて、その上に黄色や黄緑の色鉛筆で色を塗ると、あら不思議、りんごのブツブツが見事に表現されます。
実物と見比べて。
「よし、これでもう良いだろう!」
この、やめ時がまためちゃくちゃ悩むのです。
もうちょっと良くなる気もするし、これ以上手を加えたら逆に違ってきちゃうんじゃないか、などなどおひとりで悩むのです。
「よっしゃ、これで完成!」
と思ったら、ここでラストの問題が。
絵の下にサインを書くと。
いやー、自慢じゃないですが、僕ほど字が汚い人はいないんです。
せっかく描き上げた一枚に、下手なサインを入れたら、むしろ台無しになってしまうんじゃないか。
そもそも漢字がいいのか、アルファベットか、いつも書いているいわゆるサインがいいか。
あれこれ書いて悩みます。
まさかの最後で字の汚さが問題になるとは。
よし、これで行こう。
他の生徒の方も見に来て「いいじゃないですか!」
こう言ってもらえるのもリアルな教室の良さですね。
家でひとりで描いてても褒めてもらえないですから(笑)
というわけで描き上がった作品。
さあ、全くの素人が2時間で色鉛筆を使って、どこまでリアルな画が描けるようになったか。
いいですか!
こちらです!
ジャーン!
どうよこれ!!
すごくないーー!?
ちょっとちょっと。
自分で言うのもなんだけど、これはさすがにすごいでしょ。
いや、僕の実力ということではなく、先生の指導力ですよ。
たった2時間で、素人がここまで描けるようになるって。
もう満面のスマイルです。
愛しあって世界が回ってます!
最初のザ・テレビジョンのくだりとか必要なかったわ。
この連載始まって以来一番の、見事な結果。
これこそ大人のおひとりさまの趣味の世界ですね。
カメラマンさんも本気で驚いてましたからね(笑)
一緒に行ったマネージャーなんか、途中別件で席を外して、戻ってきて完成した絵を見て「この2時間でなにがあったんですか!!」って。
ちなみにこちらは、先ほど出来上がりを見に来てくれた他の生徒さんの作品。
めちゃくちゃ上手だから、てっきり何年も通ってる方かと思ったら、教室に通ってまだ3〜4回なんだと。
3〜4回でこんなレベルになれるってすごくないですか?
まさか2時間で、ここまでリアルな絵が描けるようになるとはホントに思ってませんでした。
2時間一つの事に集中するっていうのも、ちょっとしたマインドフルネス的な効果もあって、忙しい現代人にはおすすめ。
絵が得意な人もそうでない人も、とにかく自分でもびっくりするくらいの絵が2時間で描けるようになりますから、ぜひ一度体験してみてください。
めちゃくちゃ楽しい教室でした。
文画先生、ホントにありがとうございました!
絵画教室「文画坊」
https://www.street-academy.com/organizers/mongabou
写真:山下陽子
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