【以下ニュースソース引用】

好きな服は、似合う服? 両立させるには

FASHION

 

シトウレイ

シトウレイ

 ストリート・スタイル・フォトグラファー/ジャーナリスト

毎シーズン、世界各国のコレクション取材を行い、独自の審美眼で綴(つづ)られる言葉と写真が人気を博 …

 

 

シトウレイです、こんにちは!

 

 突然ですが皆さん、例えばショッピングに行って「好きな服」か「似合う服」どちらを選ぶことが多いですか?

 

今日はこの連載のタイトルである「好きな服、似合う服」についてとことん考えてみようの回です!

 

今回お洒落(しゃれ)好きな人たちにアンケートを取ったところ、予想外の結果が出てきました。

 

想像以上に「似合う服」をチョイスする人が多かったんです。

 

なんとその割合は4人に1人!

 

 ほとんど「好きな服」一択だと思った私の予想は大きく外れておりました。

 

好きな服は、似合う服? 両立させるには
「好き」が大全開なんだけど、彼女のキャラクターにもよく「似合う」。かつお洒落!

「好きな服」「似合う服」選んだ理由は?

「好きな服」を選んだ理由は「気分が上がる」「自分らしく」「自分を好きでいたい」「他者評価は関係ない」といった理由がメインで、たとえ似合わなかったとしても「似合わせる」「どうやったら似合うようになるかを考える過程が楽しい」といった「創意工夫で『好き』と『似合う』を両立させる」行動派が多かったです。

 

もしくは「『好き』でも最初はあまり似合わなくても、寝かしておくと似合うようになる」といった時間薬で解決策を見いだす人も。

 

一方「似合う服」を選んだ理由は「自信がない」「自分をキライになりたくない」「第三者の目が気になる」「年をとると好きな服着てお洒落に見えないことが増えた」など「好き」を諦め「似合う」を選ぶ方向性の意見がよく見られました。

 

ちなみに「好き→似合う」の方向性にシフトさせる大きな要因には「年齢」が大きく関係しています。かつては似合ってよく着ていた「好き」な服でも、いざ久しぶりにクローゼットから取り出して着ると「何か思ってたのと違う……」、「前よりお洒落に見えない……」。

 

年を重ねた顔つき、体つきの微妙な変化が「しっくりこない」を生み出して、想像と実際の違いが「『好きな服』を着てもテンションが上がらない自分になった」「だったらテンションの下がらない『似合う服』の方が良いのでは?」という落としどころに。

今の自分をそのまま受け入れ、その上で心地よくいられる服をチョイスする、ある意味受容派と言える方向性です。

 

そして「似合う服」を選ぶと「第三者評価がいいと自己評価が上がる」「自分を素敵にみせてくれる服だから(着てうれしい)」「自信を持って歩ける」「安心感、納得感がある」「自分の良さが分かるから」「着てテンションが上がる」といった結果をもたらすといった結果に。

 

また「『似合う』とずっと『好き』でいられる」、といった意見にあるように、似合うを選んだその先に、「好き」と「似合う」は両立するようになっていく。

「好き」と「似合う」を両立させるには?

さて行動派の「好き」と「似合う」を両立させる方法は?

 

一番多かったのは①「顔周りを変える」方法。

 

メイク、髪形髪色、眉の色を変える。小物使いだとメガネやサングラスを投入したり、帽子やピアスやネックレスと言ったアクセサリーを自分の得意な(似合う)色にしたりでバランスをとると服がだんだん馴染(なじ)んでくる様子。

 

力業では「マスクしちゃえば大抵大丈夫になる!」というご意見も。

 

次に多いのは②「どう着るかを変える方法」。

 

襟を抜く、袖をまくる、ボタンを外すなどディテールを変えるアレンジを加えることで自分に合うように寄せていく。

 

もしくは似合わない服をじっくり吟味観察し、どこに違和感があるかを分析した後、しっくりこない部分をレイヤード(重ね着)することで隠しつつ、好きなディテールをポイントで見せていくといった方法。

 

最後は③「バランスを変える」。

 

丈のお直し、ヒールを履くなどしてシルエットを縦長にすることでバランスをとる、ちょっとロングスパンで見る必要はありますが「痩せる」といった方向性も。

 

行動派、受容派、アプローチは違えども、両者ともども最終ゴールは「『好き』と『似合う』の両立」をさせてファッションを楽しみたいというその気持ち。

 

どのアプローチでファッションを楽しむのが今の自分にとって心地よいのか。

 

いま一度自分自身の心の声に耳を澄まして聞いてみると、より一層クリアな気持ちでファッションが楽しめるようになるかなと思います。

 

ファッションを楽しむことは人生を楽しむこと。

 

それではまた次回お会いしましょう!

 

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