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「うつ病は脳の骨折」 島根県出身の経験者、向き合い方助言 「自分の人生を切り開く試行錯誤を続けるしかない」

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山陰中央新報

うつ病との付き合い方などについてアドバイスする安井裕貴さん=松江市千鳥町、市総合福祉センター

 

 広島市内でうつ専門のカウンセリングサービスを行う安井裕貴さん(42)=島根県浜田市出身=の講演が松江市内であった。

 

安井さんは、自身のうつ病経験を踏まえ、病気や主治医との向き合い方をアドバイスした。

 

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 広島市内で看護師として勤務していた30代前半のとき、気分が高揚する「そう状態」と、落ち込む「うつ状態」を繰り返す双極性障害が判明した。

 

当事者の会の広島支部を立ち上げて交流し、うつ病との付き合い方を探ってきた。

 

  講演ではうつ病を「脳の骨折」と例え、頭痛が続いたり、体に力が入らなくなったりする症状が出るとし「休めと言われたら休む。

 

無理を続ければ元の状態に戻れなくなる」と訴えた。

 

また、治療と並行して定期的な運動を重ねた結果、頭痛やパニック発作がなくなったと振り返った。

 

  診察時は医師に対して症状をしっかり伝える一方、期待し過ぎないのが大事とし「医師は薬は処方してくれるが、人生の責任は取ってくれない。

 

正解のない問題だからこそ、自分の人生を切り開く試行錯誤を続けるしかない」と述べた。

 

  一方で、1人で病気と闘うのは限界があるとし「同じように苦しんでいる人はたくさんいる。

 

悩まず、誰かに相談してほしい」と締めくくった。

 

 講演は島根いのちの電話が主催し、約100人が聴講した。

 

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