【以下ニュースソース引用】

なぜHSPは転職を繰り返す?原因は環境の変化に…

精神科医しょう    精神科医/メンタルドクター

 

 

 

こんにちは、精神科医のしょうです。

 

刺激に敏感なHSPさんは、

 

「仕事がなかなか続かずに困っている」

 

「働きたいのに新しい環境になじめない」

 

というお悩みを抱えている方もいるのでは?

 

仕事が続かないことで家族や友達に後ろめたい気持ちになったり、自分を追い込んでしまうHSPさんもいらっしゃると思います。

 

しかし、落ち込む必要はありません。

 

合う仕事や避けるべき環境を事前に知ることによって、HSPさんにとって居心地の良い続けられる仕事を見つけることができます。

 

今回はHSPさんの「仕事が続かない、環境に適応できない」原因や対処方法をお話していきますね。

 

HSPさんが転職を繰り返してしまう原因

職場の人間関係に振り回されてしまう

他の人よりも繊細なHSPさんは、周囲の目を気にして仕事に集中できないことが多々あるかと思います。

 

職場ではさまざまな人がいます。

 

不機嫌な態度を取られたり、仕事を押し付けられたり、感情的に振舞ってくる上司や同僚もいるかもしれません。

 

HSPさんは他者からの感情の影響を人一倍受けやすいので、些細なことでも気にしてしまい体調を崩してしまいます。

 

環境の変化に敏感

HSPさんは環境の変化にもとても敏感です。

 

部署移動や転勤、自分の立場が変わってしまうといつものように仕事をすることが出来なくなってしまいます。

 

それまで上手くいっていた職場でも、信頼を寄せている上司の転勤や退職でメンバーが入れ替わると、途端にパニックになってしまい仕事がつらくなってしまうのです。

 

また、HSPさんは光や音などの五感に関する刺激にも敏感なので、自分で対策するのにも限界があります。

 

会社に頼むことも難しいので我慢しているうちに、耐えられなくなってしまうことが多いです。

 

仕事内容に適応できない

思慮深く考えすぎてしまうHSPさんは、マルチタスクが多い仕事や瞬時の判断が多い仕事は、焦ってパニックになってしまいます。

 

また、転職を繰り返してしまうと、一から仕事内容を覚え直さなければいけませんよね。

 

HSPさんは人の様子を過敏にうかがってしまうので、分からないところを上司に聞くことが苦手です。

 

教育体制が整っていて、数ヶ月かけてじっくりと育ててくれるような職場でないとHSPさんは仕事を覚えることができません。

 

マニュアルが完備されており、ちゃんと教育してくれる会社なのかどうかは、入社してみないと分からないため、自ずと転職を繰り返すことになります。

 

HSPさんに合わない仕事・合う仕事とは

HSPさんに合わない仕事

・体育会系で指導が厳しい

 

厳しい上司がいたり、ミスをすると問い詰めてくるような職場環境ですと、HSPさんは萎縮してしまいます。

 

失敗しないように、上司の目につかないように動くようになってしまい、本来の力を発揮することができません。

 

次第に仕事に行くことが億劫になってしまいます。

 

・スピードを求められる仕事

 

HSPさんは、一つの物事に対して『深く考えてから処理をする』という特徴があります。

 

瞬時に判断を求められたり、重要な案件を任されてしまうと「ミスがないか、これで本当に合っているのか」と不安になり疲弊してしまいます。

 

・管理職やリーダー、大きな仕事を任される

 

HSPさんは、管理職など大きな仕事を任されることがとても苦手です。

 

部下を持ってしまうと、時には厳しく指導をしなければならない場面が出てくるかもしれません。

 

HSPさんは人に物を言うことが苦手なので、相手の気持ちを考え過ぎてしまい、ストレスや負担がかかってしまうのです。

 

また、大きなプロジェクトのリーダーなどを任されるとプレッシャーに押し潰されそうになってしまうため向いていません。

 

HSPさんに合う仕事の特徴

・人と接する機会が少ない仕事

 

人との交流が少なく、自分のペースで作業できる仕事はHSPさんにぴったりです。

 

決められていることを黙々とこなすことが得意なため、HSPさんの力を存分に発揮できます。

 

また、丁寧な作業が得意なので家事代行や図書館司書、清掃員などのような仕事にも向いています。

 

・IT系などの技術職

 

繊細で細やかな作業が得意なHSPさんは、IT系やWeb関係の仕事も向いています。

 

ある程度の形式が決まっており、黙々とひとりで作業できるため仕事さえ覚えれば、天職になる可能性があります。

 

また、近年では在宅ワークの傾向が高まっているため、スキルを身につけておくと人間関係や人混みを避けることができ、対人関係の悩みも解消されるでしょう。

 

・クリエィティブ関係の仕事

 

感受性が高いHSPさんは、自分の世界に入り込んで何かを生み出すクリエィティブ関係の仕事に適性があります。

 

一人で没頭して作業できるため、わずらわしい人間関係を気にせずに過ごすことができます。

 

実力主義の社会になるので、副業や独立をして自分のペースで働くことができます。

 

上記はほんの一例に過ぎず、HSPさんの持つ気質は人それぞれ。

 

適正に合わせた職業を探してみることをおすすめします。

 

転職を繰り返してしまうHSPさんの対処法

短期離職してしまう自分を責めない

仕事に行くことがつらくても、生活やお金のために無理して働いてしまうHSPさんがいます。

 

しかし、しんどい気持ちを抑えながら仕事を続けてしまうとメンタルや体調を崩してしまいかねません。

 

退職することは決して悪いことではありませんから、合わないと感じた職場は思い切って辞めてしまいましょう。

 

また、自分を責めてしまいそうになると思いますが、仕事の向き不向きは誰にでもあります。

 

今の仕事が続けられなくても、どんな仕事内容なら自分に向いているのか、知ることが出来ただけでも大きな一歩だと思うようにしましょう。

 

自分に続けられそうな仕事を考えてみる

HSPさんは、短い期間で転職を繰り返してしまう傾向が非常に高いです。

 

そして、たとえ転職したとしてもそこがHSPさんに向いている仕事だとは限りません。

 

しかし転職を繰り返していくうちに、「できること・できないこと」が明確になっていくので、ノートや紙に書き出して整理してみましょう。

 

また、HSPさんは人それぞれ敏感になるポイントが違うので、自分の症状を思い返してどういう職場環境なら仕事がしやすいのか改めて見直すことが大切です。

 

心許せる友達や親身になってくれる専門家に相談

HSPさんは、周囲の人に相談することが苦手な人が多いですよね。

 

相談してもなかなか分かってもらえず、誰かがくれるアドバイスもHSPさんにとってはしんどくなってしまうこともあります。

 

しかし、自分ひとりで抱え込んでしまうとますますメンタルが落ち込み状況が悪化してしまいます。

 

心を許せる友達や家族、または専門家の人に小さなことから相談して少しでも気持ちを軽くしましょう。

 

まとめ

 

仕事が続かない、短期離職ばかりで悩んでいるHSPさんに一人でも多く、この記事が参考になれば幸いです。

 

HSPさんはひとりで過ごす時間がとても大事。

 

忙しくて出来なかったことや、趣味に没頭するなどわくわくするような時間を過ごして自分を大切にしてあげてください。

 

心に余裕が生まれると、これからどうしたいのか見えてくるものがありますよ。

 

仕事以外に副業を持つというHSPさんも増えてきています。

 

以前、HSPのおすすめの副業であるブログの記事を公開しているので、そちらもぜひ読んでみてくださいね。

 

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記事に関する報告

精神科医しょう  

 

精神科医/メンタルドクター

 

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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