【以下ニュースソース引用】

「人前に立つと緊張します…」→精神科医が明かす“とっておきの方法”とは?

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ダイヤモンド・オンライン

Photo: Adobe Stock

 

 「人前に立つと緊張しませんか?」 

 

そう語るのは、これまでネット上で若者を中心に1万人以上の悩みを解決してきた精神科医・いっちー氏だ。

 

「モヤモヤがなくなった」「イライラの対処法がわかった」など、感情のコントロール方法をまとめた『頭んなか「メンヘラなとき」があります。』では、どうすればめんどくさい自分を変えられるかを詳しく説明している。

 

この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、考え方次第でラクになれる方法を解説する。

 

(構成/種岡 健)

 

 ● 緊張の「影響力」を弱めよう

 

  人前に立つと緊張してしまいませんか?

 

  どうすれば緊張しなくなるでしょうか?

 

  人は「これから起こること」に不安があると、危険を回避したり、素早く対処できるように「緊張する」という生き物です。

 

  これは、人間の自律神経のうち「交感神経」、すなわち「何かと戦うためのアクティブな神経」が活発になるために起こります。

 

  猛獣に襲われそうになったときに体が素早く動けるように、心臓が脈打ち、体がソワソワして筋肉が硬直することで、これから起こる危険なイベントに立ち向かえるように、体が臨戦体制に入る生理的な反応なのです。

 

  この生理現象はある種の生物にとって自然に備わっている能力なので、完全に抑え、なくすことはできません。

 

  だからこそ、緊張しないようにするのではなく、その「影響力」を少なくするようにしましょう。 

 

● 緊張を「軽減させる方法」とは?

 

  これらの生理現象に対処するためには、「反復練習」が大事です。

 

  同じ体験を何度も繰り返すことで、「恐怖心」や「不安感」そのものを軽減させることができます。

 

  あるいは、「事前の備えを十分におこなっておく」という方法で本番の不安感を軽減することが有効です。

 

  また、本番で緊張してしまっても、意識を「自分自身」ではなく「他の聴衆の一人」に向けることで緊張を軽減させることもできます。

 

  もし本番で失敗してしまっても、そのあとできちんと自分をケアし、「次に向けて意欲を高める」という習慣を作ることで、本番での不安感を軽減することができるでしょう。

 

  それでも改善がされず、自分では改善できない場合には、「社交不安障害」という病気も考えられます。

 

  あなた一人で対処することが難しいと判断される場合には、専門外来を受診してみるといいかもしれません。

 

 (本稿は、『 頭んなか「メンヘラなとき」があります。』 の著者・精神科医いっちー氏が特別に書き下ろしたものです。)

 

 精神科医いっちー 本名:一林大基(いちばやし・たいき)

 

 世界初のバーチャル精神科医として活動する精神科医 1987年生まれ。昭和大学附属烏山病院精神科救急病棟にて勤務、論文を多数執筆する。SNSで情報発信をおこないながら「質問箱」にて1万件を超える質問に答え、総フォロワー数は6万人を超える。「少し病んでいるけれど誰にも相談できない」という悩みをメインに、特にSNSをよく利用する多感な時期の10~20代の若者への情報発信と支援をおこなうことで、多くの反響を得ている。「AERA」への取材に協力やNHKの番組出演などもある。

 

精神科医いっちー

 

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