【以下ニュースソース引用】

不安神経症になりやすい「性格」や心の休め方について

精神科医しょう    精神科医/メンタルドクター

 

 

 

こんにちは、精神科医しょうです。

 

不安神経症とは、日常生活の中でさまざまな根拠のない不安や心配を持ち続け、生活に支障が及んでしまいます。

 

全般性不安障害とも呼ばれ、

 

「焦りや不安を感じて落ち着きがなくなる」

 

「いつも心配を抱えてイライラしてしまう」

 

「起こってもいないことを心配して焦燥感を感じる」

 

など、仕事や健康、金銭面、家族のことなどに不安を感じて心身に支障をきたしてしまいます。

 

また、あまりに不安や心配への傾向が強いと、不安神経症以外の不安障害やうつ病などの病を併発する確率も高くなるため注意が必要です。

 

今回は「不安神経症」について一緒に考えてみましょう。

 

単なる不安?それとも不安神経症?

 

人は不安を感じると、どのような反応が体に表れるのでしょうか?

 

まずは、自分が不安を感じた時の状況を思い浮かべてみましょう。

 

・胸がドキドキする


・尿意が近くなる


・汗をかく


・のどが渇く


・少しイライラする

 

いかがでしょうか。

 

誰もが主に感じるごくありふれた体の反応をいくつかあげてみました。

 

不安を覚え、不安が解消した時にはホッとしたと同時に軽い疲労も感じるのではないかと思います。

 

それほど、体が緊張している状態にあったのだと感じ、その日は早めに就寝しようと思う方も多いのではないでしょうか。

 

人が「不安」を感じるのは、エネルギーがいります。

 

その不安が継続的に続くと「不安神経症」を患い、下記のような症状が心身に表れるようになります。

 

・慢性疲労


・胃腸の調子が悪くなる


・胸が強くしめつけられる


・めまいを覚える


・よく眠れなくなる


・気持ちが八方ふさがりになる


・前向きな気持ちになれない


・絶望感を感じることがある

 

あなたが感じているのは、単なる不安でしょうか?それとも不安神経症によるものでしょうか?

 

ネガティブな感情をずっと感じていて、心身の衰弱を感じるようであれば、精神科や心療内科を受診するようにしましょう。

 

何が原因で不安神経症を発症するのか?

不安神経症は30代~40代の女性に多いとも言われており、自律神経症状や睡眠障害を併発する方も少なくありません。

 

不安神経症になりやすい人の特徴としては下記のような人が考えらえます。

 

・繊細な人


・神経質な人


・几帳面な人


・心配性な人

 

発症する要因としては、精神的なショックや過度のストレス、大きな環境の変化などが影響すると言われていますが、急に発症するというよりも日頃の疲労やストレスの蓄積により、いつの間にか発症していたというケースが多いようです。

 

不安神経症の主な発症要因についていくつかまとめておきます。

 

・疲労や睡眠不足


・過度のストレス


・環境の変化


・ショックな出来事


・他の病との併発

 

不安神経症の治療はどのように行われるのか?

 

不安神経症と診断された場合は、まずは病気を患っているのだということを認識し、十分な休息を意識して生活するようにしましょう。

 

治療法としては、恐怖や不安を緩和するための薬物療法と精神療法があげられます。

 

患者さんの症状に合わせて併用し、普段の生活が送れるように支援をしていきます。

 

不安神経症は適切な治療をすれば、改善していく病気です。

 

早く治すためにも、生活習慣の乱れを正すことも大切です。

 

不安を感じた時の心の休め方とは?

 

些細なことでも不安を感じると「どうしよう…」と頭の中でずっと考えてしまい、恐怖心へと変わっていくことがあります。

 

「なんとかしたいけど、なんともならない…」と考えている内に、脳も心も体も疲労状態になり、冷静さを欠くような行動をしてしまいます。

 

結果的に失敗につながったり、意欲や行動力を失ったりなどしてしまうため、良いことがありません。

 

まずは、落ち着いて解消できる不安かどうかを考えてみましょう。

 

もし、自分ではどうにもならない不安であれば、人に相談することや頼ることをしてみましょう。

 

仕事に不安を感じているようであれば、上司や先輩、同僚に気持ちを伝えると、きっと力になってくれるハズです。

 

また、学業に不安を抱えている場合は、担任の先生や両親、友人に相談してみると良いアドバイスがもらえるかと思います。

 

不安神経症になりやすい人に共通することとして、人に相談することが苦手で一人で抱え込んでしまうといった傾向も見られます。

 

一人で何でも立ち向かうのではなく、周囲を見渡し「頼ってみる」というのも、生きていく上でのスキルの一つです。

 

もう限界だと感じた時は、まずは頑張ってきた自分を認め、誰かに心を打ち明けるようにしてみましょう。

 

まとめ

 

今回は、誰もが感じる「不安」と「不安神経症」について考えてみました。

 

不安を感じると、自分が思っている以上に心身に負担がかかってしまいます。

 

継続的な不安を感じ続けていると、いずれ不調をきたし大きな病を併発することにもつながるため、早めに改善することや日頃から周囲の人に相談することで、抱え込まないようにしてくださいね。

 

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記事に関する報告

精神科医しょう  

 

精神科医/メンタルドクター

 

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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