【以下ニュースソース引用】

自律神経失調症に「なりやすい性格」と予防法について解説

精神科医しょう    精神科医/メンタルドクター

 

 

 

こんにちは、精神科医しょうです。

 

毎日、健やかな生活を送るには自律神経を整えることが大切です。

 

自律神経が整うと、体調を崩しにくくなったり、気分の落ち込みを緩和できたり、慢性的な疲労を軽減させることができます。

 

自律神経を整える方法としては、生活習慣を整えることやストレスを溜め込まない、適度な運動を心がけるなどがあげられます。

 

どれも実践しているのに、心がざわざわする、何となく不調気味な方は、もしかしたら自身の気質が影響して知らず知らずの内にストレスを感じてしまっているのかもしれません。

 

今回は自律神経の乱れが引き起こす「自律神経失調症」について、なりやすい性格と予防法、自律神経が乱れやすい時季について考えてみましょう。

 

自律神経失調症になりやすい性格とは?

 

同じ環境下に置かれていても、ストレスを感じる人と感じない人がいます。

 

この個人差は一体何なのでしょうか?

 

それは、それぞれの性格やとらえ方に差があると言えます。

 

病気になりやすい人となりにくい人、適応力がある人と無い人など、個人の生まれ持った気質や過去の経験、現在、個人が置かれている状況など、さまざまなことが影響します。

 

ここでは、自律神経失調症になりやすい性格の人に的を絞って考えてみたいと思います。

 

・生真面目な人

 

真面目な人は、物事を深くとらえるクセがあるため、必要以上に不安感が増し「しなければならない」ことが増えてしまいます。

 

また、自分で何とかしなければ!と思い込んでしまうこともあるため、心が疲れてしまいやすくなります。

 

・責任感が強すぎる人

 

特に失敗した時やうまくいかなかったことに対して、全責任を背負ってしまう人がいます。

 

「自分の責任だ」と潔く認め、他者からの叱責に一人で耐える傾向もあるため、心が深く傷ついてしまうこともあります。

 

・対人関係にストレスを感じやすい人

 

人の感情に左右されやすい人は、他人のネガティブな感情を目の当たりにすると、冷静でいられなくなることもしばしばあります。

 

たとえば、目の前で他人のケンカや罵り合いが始まった時には、自分事としてとらえてしまうため、恐怖心を感じて委縮してしまうのではないでしょうか。

 

自律神経失調症を予防するには?

自律神経失調症を予防する方法としては、いくつかありますが、何よりもストレスを減らす工夫が大切です。

 

もし自分が思い当たるストレス要因があるのであれば、可能な限り取り除くことを検討しましょう。

 

しかし、家庭内や仕事での対人関係や住環境のことなど、ストレス要因を除去することが難しい場合は、カウンセリング等により考え方をシフトすることでストレス耐性を強めることが必要になります。

 

ここでは、自律神経失調症を予防する基本的な事項を紹介したいと思います。

 

・考え方のクセを直す

 

考え方のクセは誰にでもあるものです。

 

しかし、あまりにも偏った考え方では些細なことで落ち込んだり、心がつらくなったりしてしまい大きなストレスになります。

 

物事を両極端に考えるクセや全てを悲観的にとらえてしまうクセなど、まずは自身がどんなクセを持っているのか受け入れることから始めてみましょう。

 

・適度な睡眠時間を確保する

 

自分に合った睡眠時間を確保することは、自律神経を整える上でとても大切なことです。

 

就寝時間と起床時間を一定に保つことで、自律神経のバランスが整います。

 

また、良質な睡眠は翌日のパフォーマンスを高めてくれます。

 

・バランスの良い食事を心がける

 

「水分不足」「カフェイン」「塩分」「砂糖」「アルコール」などの摂取量に気を付け、1日3食をバランス良く食べるようにしましょう。

 

また、これからの季節は熱中症予防のためにも、水分の定期的な摂取をオススメします。

 

自律神経失調症になりやすい季節とは?

 

季節の変わり目や天気の変わり目による気温の寒暖差や気圧の変動により、自律神経が乱れることがあります。

 

特に女性や繊細な気質を持つ方に多く表れる不調で「気象病」と呼ばれるものがあります。

 

気象病は天候の変わり目に頭痛が起こったり、めまいを感じたりするなどの症状が表れ、自律神経の乱れが深くかかわっているとも言われています。

 

天候によって体調に変化が表れやすい方は、気圧を調節できる耳栓を着用したり、頭痛薬を服用したりなどの対策や処置が必要となります。

 

では、四季の中で自律神経失調症と診断される方が多いのはいつなのでしょうか?

 

どの時季であっても季節の変わり目には、誰でも体に負担を感じますが、比較的厳しい状況に該当する季節は、やはり新生活が始まる「春」だと言えるでしょう。

 

寒暖差や気圧の変動も大きい中で、慣れない環境に心身が悲鳴をあげてしまう方も多くいます。

 

ただ、どの時季でも環境に大きな変化があった場合はより一層、自愛することが大切です。

 

まとめ

 

今回は自律神経失調症になりやすい性格と予防法、そしてなりやすい季節について解説しました。

 

今回の内容を参考に、自身の性格と季節の変わり目による気分や体調の具合についても、ぜひ意識してみましょう。

 

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精神科医しょう  

 

精神科医/メンタルドクター

 

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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