【以下ニュースソース引用】
「頭の回転が圧倒的に速い人」が忙しいときでも必ずやっている1つの習慣
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近年、「頭の回転の速さの象徴」としてお笑い芸人が多くの場面で活躍をしている。
そんなあらゆるジャンルで活躍をし続けるお笑い芸人たちをこれまで30年間指導し、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でも話題になった伝説のお笑い講師・本多正識氏による『1秒で答えをつくる力 お笑い芸人が学ぶ「切り返し」のプロになる48の技術』が発刊された。
ナインティナインや中川家、キングコング、かまいたちなど今をときめく芸人たちをこれまで1万人以上指導してきた本多氏の仕事に対する考え方をオリジナル記事としてお届けする。
● 「頭の回転が圧倒的に速い人」が忙しいときでも必ずやっていること
仕事をしていると「頭の回転が圧倒的に速い人」がいます。
こういった人はどんな職場でも重宝されます。
私のいるお笑いの世界でもそれは同じです。
そんな「頭の回転が圧倒的に速い人」がどんなに忙しいときでもやっていることがあります。
それは「興味のない情報に触れること」です。
どういうことか見ていきましょう。
頭の回転の速さと聞くと多くの人がアウトプットの話であると考えるでしょう。
実際、ビジネスパーソンや就活生向けのイベントなどに登壇すると「芸人さんのように素早く言葉が出てくるようにするにはどうしたらいいですか?」と聞かれます。
しかし、頭の回転を速くするために必要なのはアウトプットではなくインプットです。
なぜなら、なかなか言葉が出てこなかったり、すぐに行動できなかったりするのは自分の引き出しがないからです。
たとえば、多くの若手芸人に経済について聞いてみるとほとんどの芸人が黙ってしまいますが、人気のマンガについて聞いてみると間髪をいれず話をしてきます。
これは、相手がうんぬんということではなく、情報を持っていることについては自信を持って話せるということでしょう。
つまり、インプット量が頭の回転の速さにつながっているのです。
そのため、頭の回転が速いとされる芸人たちが軒並みやっていることがあります。
● スキマ時間でインプットせよ
頭の回転が速いとされる芸人たちがやっていることは雑誌や書籍、新聞、ネットニュースなどをひたすら読むことです。
「そんなこと?」と思うかもしれませんが、活躍する芸人の多くはその量が半端ではありません。
移動中や楽屋での待ち時間など、ほんのちょっとの間でも情報をインプットしようとするのです。
こんなエピソードがあります。
今や情報番組のメインMCも務める南海キャンディーズの山里くんとたまたま楽屋で話すことがありました。
養成所時代のことや仕事のことなど話して二人で部屋を出ようとして、私が山里くんにカバンを取って彼に渡そうとしたら重たくて持ち上げらないのです。
「これ何入ってんの?」と私が聞くと、「本とか雑誌が...」と山里くんはカバンの中を見せてくれました。す
ると文芸から経済誌まで複数ジャンルの印刷物が次から次へと出てくるのです。
彼はそのときすでに売れっ子芸人で、かなり忙しいはずです。
読む時間があるのかと尋ねると「どんなにバタバタしていても読まないと落ち着かない」とのことでした。
こういう努力を惜しまないからこそ、彼はどんな話題にも瞬時に反応できるのでしょう。
私は日頃から、「頭の回転の速さは後天的なもの」と言っていますが、山里くんはその象徴でしょう。
おわかりの通り、誰でも真似できることですので皆さんもぜひ試してみてください。
本多正識
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