【以下ニュースソース引用】

まさか適応障害の「原因」がHSP!?なぜなりやすいのか解説!

精神科医しょう    精神科医/メンタルドクター 

 

 

 

こんにちは、精神科医しょうです。

 

「最近気分が落ち込み気味で体もだるい日が続いているけど、もしかしてHSPが原因で適応障害を発症したのかな…」

 

そのように感じている人も少なくないでしょう。

 

心身ともに調子が悪いものの、ハッキリとした原因がわからないとつらいですよね。

 

もしかしたらHSPによる適応障害が不調の原因かもしれません。

 

今回は適応障害になる原因と予防策について解説していきます。

 

この記事を参考に健康的な日々を送っていきましょう。

 

HSPとは

 

HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリー センシティブ パーソン)の略で、とても繊細な人という意味です。

 

生まれつき人一倍繊細で感受性が強い気質を持っています。

 

ストレスを処理する偏桃体が活発で些細なことに不安や恐怖を感じてしまい、あらゆることに敏感に反応してしまうので一般の人より疲れやすくストレスも溜まりやすいです。

 

またHSPとは精神医学の定義ではなく、心理学者による定義なので精神科医は基本的にHSPとは診断しません。

 

とはいえ、不安神経症や発達障害の特徴と似ている点が多いので、精神科ではそれらの治療を用い、治療に当たっているようです。

 

適応障害とは

適応障害とは特定の環境因子における心の負荷による反応として、抑うつ状態や身体症状を生じるものです。

 

抑うつ状態とは気が滅入って無気力になり、今まで楽しめたことも楽しめなくなったり体が重くなることをいいます。

 

長引くとうつ病に発展することもあり、そうなると長い期間の通院や投薬が必要となります。

 

経済的・時間的にも多大な損失となるので、本格的なうつ病になる前に対策をしなければいけません。

 

HSPさんはなぜ適応障害になりやすいのか

 

もちろん誰しもなりうる病気ですが、HSPさんは一般の人より適応障害になりやすい傾向があります。

その理由について見ていきましょう。

 

他人に共感しすぎてしまう

HSPの人は他人に共感しやすい性質がありストレスが溜まりがちです。

 

たとえば同僚が上司に叱責されている場面において、あたかも自分が怒られているような感覚を持ち激しいストレスを感じることがあります。

 

感情豊かで共感性の高さが体調悪化の原因になってしまいます。

 

緊張が続く

HSPの人はストレス要因が無い場合でも緊張していることが多いものです。

 

緊張が続くわりにはリラックスが苦手なので、どうしてもストレスが溜まっていきます。

 

また、五感が敏感なので些細な刺激にも反応してしまうことも消耗する要因となります。

 

気になることがあり脳疲労を起こす

気持ちの切り替えが苦手な人も多く、失敗体験や嫌な経験を何度も思い出してストレスをため込むケースも多いです。

 

一週間以上など長期間嫌なことを考え続けてしまうとやがて脳疲労を起こしてしまいます。

 

脳疲労を起こすと、一日や二日では回復できない疲労になり適応障害の原因となってしまいます。

 

適応障害の治し方

ストレスを上手く解消できず、疲労が溜まり続けると適応障害になることもあります。

 

適応障害になってしまった場合の治療法について解説します。

 

精神科では診察→診断→治療の順番で治療を進めていく

 

適応障害の症状が疑われる場合、精神科か心療内科で治療を受けることになります。

 

病院ではまず病状を聞き取る診察を行い、それを元に診断をし、そして症状に合った治療を行っていきます。

 

カウンセリング、認知の改善、また不眠や気分の落ち込みが強い場合は投薬治療も行われます。

 

対人距離の確保

HSPの人は様々な刺激に敏感ですが、特に対人関係で疲れやすいものです。

 

人から言われたことをずっと引きずってしまったり、自分の言動が人を傷つけてしまってないかを延々と考え、疲労とストレスを溜め続けてしまいます。

 

適応障害の治療に当たっては、自分の苦手な人や環境などと距離を置くことも必要となる場合があります。

 

リラックスと休養

適応障害は疲労が溜まりすぎた状態とも言えるので、治すにはリラックスと休養が欠かせません。

 

日ごろから自分のリラックス法を確立しておくとよいでしょう。

 

マインドフルネスやストレッチや散歩、入浴など自分にマッチしたものを探しましょう。

 

体を動かしたくないときは、とにかく横になって休養することも有効です。

 

寝付けなかったとしても横になるだけで体は休まります。

 

生きづらさがきついなら受診しましょう

 

リラックス法や、対人関係の対処法などを試しても改善せず、社会生活や対人面に困難を感じるのであれば精神科や心療内科に相談しましょう。

 

症状が軽いうちであれば、治療も順調に進みやすいので軽症の段階で治すこともできます。

 

ストレスや疲労を数か月・数年放置し重症の精神疾患にかかってしまうと治療も長引き数年単位の療養が必要となることもめずらしくありません。

 

また、ストレスや疲労に加え体の不調を合併している場合は自律神経失調症など他の病気が隠れている可能性もあります。

 

一人で悩まず、気軽に病院に受診し専門家と一緒に対策をしていきましょう。

 

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記事に関する報告

精神科医しょう  

 

精神科医/メンタルドクター

 

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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