ワンビンですよ先生。

いやあ、タイトルとこの写真が全てを表しているのかもよ、なんて観てた。いやまあ、タバコの煙とかね、素晴らしいの。絡んでない女の子の表情とかさ、もう最高なの、青春なの。恋愛の当事者だけが青春じゃないよね。てか、手すりも何もない通路と階段、これがサイノコウだろ、コンクリートの階段と通路だよ。

もちろん、ミシンも良い。ミシンはいいね、自分でやらないなら。

けどなぜか、ラスト近く、すごく打ちのめされてしまった。賃金交渉、最初は楽しく観てたんだけどな。だんだんしんどくなってきたんだと思う。あっちもこっちもツライよなあ、とか。

そして田舎に帰って。みんな笑ってたんだから私も笑えばいいのに。なぜか凹んだのだった。

いまでもなんで凹んだか、よくわからない。まあ私はときどきよくわからんところで凹むからな。カウリスマキの映画でも、ハッピーエンドなのに「これは絶対儚い夢だ」とめちゃくちゃ凹んだな。

我ながら、感性がイマイチ。ははは。