ギャスパーノエ監督。
 
この前に観たのは、若い頃に観て具合悪くなったアレックスと、夫と結婚した後に二人で観てちょっと具合おかしくなったエンターザボイド。
 
やっぱり具合悪くなった。号泣し過ぎて、帰り道は吐き気が止まらず。
 
まあしかし、これはすごいな。
 
画面が二つあったことの効果とか、オレにはよくわからねえ。途中少し気を失った。それはまあいい。息子ちゃんが金をせびったことについてガタガタ書いてる評は何もわかってない。役者がどうだかは知らん。
 
ただ、あの家の密集具合、構造、本の詰まり方、にもかかわらずラストでは何も入ってない姿、それとな。
 
なんでか、あんなに号泣して、不穏な部分は多々あり、あれこれ妄想の余地すらあるのに、なんでか見終わったら愛おしかったんだ。なんでか。
 
この二つがあればいいんだ。それもわからん評には用はない。今日はいささか頑張って観に行ったんだが、行って良かった。でもしばらく夢に出てきそうだな。私と夫の未来なのだろうか。それでも愛おしいと思えたら。